- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784870317000
作品紹介・あらすじ
『人間失格』『不思議の国のアリス』『ロリータ』…。名著と言われている作品は読者を「異常の世界」へ引き込む危険な本だった!東大教授が35冊の名作をとりあげ、そのアブなさを徹底解説。
感想・レビュー・書評
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GoogleBooksで検索するとだいたいよめちゃったりするが、ページ抜けのところが気になったので購入。読んだことがある本が多いのはきっと気のせい。
感染すると人生踏み外しそうな本を並べてその毒の部分をどう毒なのかを解説しているかんたんな書評。
ちょっとした時間によむのがおもしろい。 -
なにげなく読んでいた本もあったが、危ない本だったかもしれないと思わせられる。
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ここに出ている本は全て名作。太宰、ニーチェ、カフカなど。このくらいで人生狂ったりはしない。安直なタイトルに騙されてはいけない。
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朝日新聞の書評記事で見かけて、気になって読んでみました。
だって、「人生を狂わせる読んではいけない本」「読まれる方はくれぐれも自己責任で・・・」
って、そんなこと言われたら、余計に読みたくなるじゃない!
紹介されている本のうち、読んだことがあったのはわずか7作。ほとんどが未知のものでした。
読んだら、どうなっちゃうのかしら?
うーん。読んでみたい・・・。
すっかり作戦にハマっちゃってるみたいです(汗)
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「死の誘惑」:人間失格(太宰治)、若きウェルテルの悩み(ゲーテ)、二十歳のエチュード(原口銃三)、孤独な散歩者の夢想(ルソー)、ヴェニスに死す(トーマス・マン)
「異界の迷宮」:不思議の国のアリス(ルイス・キャロル)、砂の女(阿部公房)、審判(カフカ)、死霊(埴谷雄高)、ドグラ・マグラ(夢野久作)
「揺らぐ自我」:地獄の季節(ランボー)、マルテの手記(リルケ)、無知の涙(永山則夫)、地下室の手記(ドストエフスキー)、ツァラトゥストラ(ニーチェ)
「迷走する狂気」:死の棘(島尾敏雄)、金閣寺(三島由紀夫)、わが闘争(ヒトラー)、野火(大岡昇平)、夜の果てへの旅(ルイ=フェルディナン・セリーヌ)
「性と暴力」:われらの時代(大江健三郎)、北回帰線(ミラー)、裸のランチ(ウィリアム・バロウズ)、サンクチュアリ(ウィリアム・フォークナー)、千年の愉楽(中上健次)
「官能の深淵」:鍵・瘋癲老人日記(谷崎潤一郎)、眠れる美女(川端康成)、ロリータ(ウラジミール・ナボコフ)、幼児狩り(河野多恵子)、芋虫(江戸川乱歩)
「背徳と倒錯」:悪徳の栄え(サド)、眼球譚(ジョルジュ・バタイユ)、家畜人ヤプー(沼正三)、ブレストの乱暴者(ジャン・ジュネ)、マルドロールの歌(ロートレアモン)
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うーん。読んだことがあるのは紹介されている本の3分の1。いいのやら、わるいのやら。
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川端、谷崎、大江あたりを読まねば。
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自己責任で「読んではいけない本」を読みたい。あたしの自我は崩壊するかもしれない
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