夢をかなえるゾウ

著者 :
  • 飛鳥新社
4.01
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本棚登録 : 12591
レビュー : 2262
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870318052

作品紹介・あらすじ

「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様"ガネーシャ"。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と笑いのファンタジー小説。

感想・レビュー・書評

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  •   「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」

    いっとき結構流行った本書、今さら感バクハツですが読んでみました。
    特に読みたかった訳ではないのですが、行きつけの図書館の新刊コーナーの一番目立つところに本書が鎮座していたので
      「これ、新刊じゃないやん、2007年発売やん、もう3巻もずっと前に出てるやん」
    と内心激しく突っ込みをいれながらも、その真新しい本に引き寄せられるように、気がついたら借りていました(笑)。

    本書の内容は「ドラえもんとのび太君」の関係を「コテコテの大阪弁をしゃべるインドの神さまガネーシャとそれなりの企業に勤めるもぱっとしない若手サラリーマン」という関係に置き換えた感じの小説仕立てのお話です。そしてガネーシャが出すのはもちろん秘密道具ではなく「自己啓発本やビジネス本に書いてあるような成功するためのコツ」を教えてくれるというものです。

    なるほど~、こういう本の作り方もあるのですね。勉強になります。

    ここに書いてあることは、「靴を磨く」とか「トイレを掃除する」などのちょっとスピリチュアルがかったことから、「まっすぐ帰宅する」「決めたことを続けるための環境を作る」など自己投資関係、そして「人が欲しがっているものを先取りする」「人の成功をサポートする」など直接ビジネスに関係するような話まで、いわゆる自己啓発本やビジネス本なら必ず書かれているようなことばかりです。
    それをガネーシャが出す課題という形にして面白おかしく描かれているのです。

    まったく期待していなかったけど、面白かったです(笑)。
    僕も以前は結構自己啓発本は読んでいましたが、それを実践できているかかどうかはちょっと疑問です(笑)。それでも20年以上も社会人をやっていると、このガネーシャが出す課題はいちいちもっともなものばかりです。
    それを実践できるか、できないかが人間、成功できるかできないかの分かれ道なんですね。
    この主人公のように、ガネーシャがコーチとして日頃から寝食をともにしてくれたら実現できるのでしょうが、普通の人にはこれだけのことを自分だけでしなければいけないのが辛いところです。

    僕が、この本を読んで思ったことと、20年以上の社会人としての経験を総合的に判断して得た結論は
      「好きこそものの上手なれ」
    ということですね。

    もし「これをやれば必ず成功する」と言われ、それがどんなに正しくて、大切なものでもあっても、自分がそれをやることが嫌いだったり、イヤイヤながらやっても絶対に身につくことはありませんし、成功することもないです。
    成功する人って、それが好きで、それを突き詰めたところに成功が降ってくるという感じなのではないでしょうか。

    ここからはちょっとネタバレになりますが、この本を「最後、この主人公はどうなるだろう」と手に汗握りながら読む人は少ないと思いますので、がっちり書いてしまいますね(笑)。

    結局、この主人公のサラリーマンも本当は建築関係の仕事をしたかったのに、会社の名前や世間体などで今の会社を選び、特に大きなモチベーションもなく働いていたのです。しかし、自分が本当にやりたいことを見つけ、会社で仕事をしながら勤務後に建築の勉強をし、最終的に建築家として成功するという話になっています。

    要するにそういうことなのです。
    自分がやりたいことを本当に自分の仕事にできている人って意外と少ないと思うんですよね。
    でも、これから僕たちが働かなくてはならない期間って必ず長くなっていくと思います。好きでもない仕事をずっと繰り返していかなければならないことほど辛いことはないでしょう。
    70歳になっても80歳になっても自分のやりたいことを仕事にできるっていう人は少ないかもしれませんが、それを目指して日々を生きて行くってことは素敵なことではないでしょうか。

    この本に書いてあることは、いずれも小さなきっかけにしかすぎないことばかりですが、今の就職活動をしている大学生や若手の社会人の人には何かと得ることがある本だと思います。
    また、巻末の参考文献リストにあげられている数々の本は、自己啓発本やビジネス書として古くから読まれている古典的名著ばかりですので、それを確認するためだけにこの本を手にしても良いと思います。

  • 象の姿をしたヒンドゥ教の神様。
    商業・学問の神様で、けっこう人気者の神様。(だと思う。インドでもバングラでも、ヒンドゥ教徒の家には絶対ガネーシャの絵とか置き物が置いてあった)

    この本は夢をなくしたサラリーマンの枕元に突然、そのガネーシャが現れて、「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」と言われるところから始まるファンタジー小説。

    おもしろいのは、このガネーシャがコテコテの関西弁を喋ることと、サラーリマンの「僕」に1日1つずつ課題を出すこと。
    ガネーシャの関西弁とギャグ、濃いキャラがおもしろすぎて、電車の中で読むときは笑いをこらえるのが大変だったくらい。
    毎日の課題は、すぐに実行できるシンプルなもの。
    でも、ガネーシャが出すその課題の意味はとても心に響く。

  • まず、これだけははっきりしておきたい。
    ガネーシャが先なのか、古田新太が先だったのか。
    昔テレビでやってたのが面白かった記憶があるんだけど、もう私の中では、ガネーシャのせりふは完全に古田新太がしゃべってました。
    ガネーシャが先だったとしたら、これほどのドンピシャキャスティングが世の中にあるだろうか!いやない!と声を大にして言いたい。
    それほど古田新太をイメージして書いたとしか思えないガネーシャキャラw

    原作では男の子だったのね~。
    いや~それにしてもこんなに面白い本だとは思わなかった。
    あっという間に読了。
    それに比べてその前に読んでた中川さんの本の進みの悪さといったら・・・w
    これはビジネス本なんでしょう。
    私は3食昼寝つきの専業主婦なわけで、前に読んだビジネス本みたいにあんまり関係ないかなー感があるのかなーと思ったらそうでもなく、普遍的な内容であるように思います。
    ましてや最近、夫に対する、これはサービス業なんだ、と日々の家事を思うことにしている私には、いろいろなるほろ~と思いながら読んでました。
    反応だけで生きている、とかそうだね、ほんとそうだね、って思います。
    私は主人公とは違って、成功したいと思えない人なんで、だからといって自分から!とか応募!とかにはならないんだけどw、死ぬ間際に後悔は、確かにしたくないなーとは思うので、そのための努力はしてもいいかなと思います。
    て思うだけではだめなんだよね。
    はいはい。
    著者のブログを除いたんだけど、期待に違わないおもしろさで大満足。
    ちなみにこれを読んだ(借りた)きっかけは目覚ましテレビでやってた新著の紹介をチラ見(ほんとのチラ見、おそらく1秒未満w)したからでした。

  • その1、「靴を磨くこと」

    なるほど、と思い、レッドウイングのアイリッシュセッターと、オールデンのローファーを磨きました。
    セッターはもう履いて10年目になります。サドルソープで洗いましたが、真黒でした。

    仕事の場ならば、靴や時計は見てないようでみんな見てます。手入れをしていれば、仕事に対する丁寧さや、身だしなみやアフターケアに対する意識が伝わるものです。

    ホワイトカラー、ブルーカラーに限らず、大切なことだと思います。

  • 100万部を超えるベストセラーになった自己啓発書。
    セレブが集まる豪華なパーティーに出席して自分のしょぼさに打ちひしがれていた会社員の主人公が泣きあかした次の日から、「ビッグになりたい」という夢をかなえるために出現したガネーシャとの共同生活がはじまる。
    夢をかなえるためにガネーシャが課題を毎回出し、それを実行に移す繰り返し。
    毎回、世界的に有名な偉人たちの逸話とそこから得られる教訓をもとにガネーシャが語る。
    ガネーシャと主人公のやりとりは読者を笑わすものが多い。
    ガネーシャの語る事は他の自己啓発書に書いてあるような事と同じような事が多い(と本書の中に書いてある)らしい。
    普通の小説としても楽しめるとっても面白い本でした。

  • Brandonさんお勧めの一冊。結構分厚いですが3時間位で一気に読めました。いや面白い。大阪弁をしゃべる象の神様、成功者のエピソード、基本わがままで自分勝手で意志弱い神様、でも言ってることは理にかなってる。。はまりました。一番大事なのはこの通り行動することですが。

    ◎ガネーシャの課題
     靴をみがく
     コンビニでお釣を募金する
     食事を腹八分におさえる
     人が欲しがっているものを先取りする
     会った人を笑わせる
     トイレ掃除をする
     まっすぐ帰宅する
     その日がんばれた自分をホメる
     一日何かをやめてみる
     決めたことを続けるための環境を作る
     毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
     自分が一番得意なことを人に聞く
     自分の苦手なことを人に聞く
     夢を楽しく想像する
     運が良いと口に出して言う
     ただでもらう
     明日の準備をする
     身近にいる一番大事な人を喜ばせる
     誰か一人のいいところを見つけてホメる
     人の長所を盗む
     求人情報誌を見る
     お参りに行く
     人気店に入り、人気の理由を観察する
     プレゼントして驚かせる
    ◎ガネーシャの最後の課題
     やらずに後悔していることを今日から始める
     サービスとして夢を語る
     人の成功をサポートする
     応募する
     毎日感謝する

  • 「何をすればいいのか分からないのは、何もしたことがないからだ」と聞いたことがあります。心当たりはあっても具体的に何をどうすればいいのか分からず長年悶々と過ごしてきましたが、それを噛み砕いて今までで一番分かりやすく説明してくれたのがガネーシャでした。特に「お前は今何してるんや?」「僕は今考えています」「違う。それはただ座ってるだけや」のやりとりにはグサッと来ました。ぜひ行動を伴わせて行きたいものです。

  • ワタシはコレで転職しました

  • 2007年に大ヒットした水野敬也著(@mizunokeiya)『夢をかなえるゾウ』を今更読んでみる。
    漠然とした変わりたいという気持ちがありながらも、平凡な日々を過ごすリーマンの前に突如として現れた象の様な見た目の神様「ガネーシャ」との日々を描く。ガネーシャから与えられる、自己変革とは一見無意味と思われる課題を実践する日々で主人公が気付く事とは・・といった体の自己啓発本です。
    もともと自己啓発系の本は嫌いでこの本も例外では無く読んでいませんでした。当時デパートで『この本(のイメージ)にあうブックカバーありますか?』なんて無茶な相談をしている女子を見ても特に読む気もおきなかったのですが、筆者がやっているブログ『ウケる日記』がきっかけで考えが変わりました。

    『ウケる日記』の中でも特に秀逸なのが水野愛也と称し、結婚できない女子達に暴言を吐きながらも大きな愛をもって「結婚する為には・・」を説く『スパルタ婚活塾シリーズ』です。
    これも一種の自己啓発ですが、無料で読めるブログにしては内容が濃すぎ!男の自分でも勉強になりました。最近はブログ内容はそこそこに、詳細を有料メルマガへ誘導する著名人が増えておりますが、これだけボリュームのある内容を無料ブログで公開するあたりに筆者の本当の「愛」と「男気」を感じました。

    そして手にとってみたこの本『夢をかなえるゾウ』・・非常に良かったです。
    この本で述べられている事を要約すると2点に絞れるかと思いました。
    1点目は『考える事』。日常生活の中でもちょっとの意識の変化で行える様々な事。これらを行う意味・意図をしっかりと考えて行動する。意識して行動している人間とそうでない人間が出す結果は歴然としておりこれは、どの仕事にも共通して言える事でしょう。
    「こんな仕事やっても意味が無い」と思いながらする仕事は山ほどありますが、何故そのような事をするのか?そしてその先に何があるか?を考えながらやる事が大切です。
    『受動的では無く能動的であれ』ですね。
    2点目は『継続する事』。自己啓発本を読むと誰もが少しはやる気がでます。しかし、その時の気持ちは日を追う毎に薄れ、気がつくといつもの自分に戻ってしまいます。
    本書でもその点は指摘されていますが、本書での課題が「日常生活上」の「簡単な取り組み」なので継続する為のハードルをかなり下げたと言えるでしょう。簡単な取り組みを侮らず継続する事が自己変革への確実な道という事です。
    『継続は力なり』ですね。

    本書内で実践されている課題自体は「靴をみがく」「コンビニで募金をする」「トイレ掃除をする」等々。日常生活で身近な行為が大半で無意識に行っている事もあるでしょう。従ってこれらをただやるだけでは成功からは程遠いと思います(何をもって成功と呼ぶかにもよりますが)。
    しかし、これらの事を本書での指摘事項を念頭に『考えながら』『継続する』事ができれば人間的に大きな成長が出来る事は間違い無いと思います。
    本書での事例で示されている通り、世間一般にしられている多くの成功者達は『例外なくこれらを実践できている』訳ですしね

  • 自己啓発本がちょっと苦手な私ですが、これは本当に面白かった!!
    まずは笑いありきのメッセージなので押しつけがましくない。
    ちょっとヌケた若いサラリーマンのごく日常が舞台なのもいい。
    「あ、これやってみよ。出来る。やろう。」って思えることがたくさんです。
    最初は借りて読んだ本でしたが、これは手元に持ちたいですね。

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著者プロフィール

水野敬也
愛知県生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。著書に『夢をかなえるゾウ』『人生はニャンとかなる!』『神様に一番近い動物』『たった一通の手紙が、人生を変える』『ウケる技術』『四つ話のクローバー』『雨の日も、晴れ男』『大金星』ほか、作画・鉄拳の作品に『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』がある。恋愛体育教師・水野愛也としての著書に『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、またDVD作品『温厚な上司の怒らせ方』の企画・脚本や、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手がけるなど活動は多岐にわたる。

「2017年 『仕事のストレスが笑いに変わる! サラリーマン大喜利』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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