夢をかなえるゾウ

著者 :
  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870318052

感想・レビュー・書評

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  • 何とか自分を変えたいと考えている主人公と、その主人公の願いを叶えてやろうとするガネーシャ(インドの神さま、だそうだ)。自分を変えるためにガネーシャが出す課題一つ一つに取り組むという筋立て。

    ポイントは、「知識を頭に入れるだけでは人間は絶対変われへん。人間が変われるのは、『立って何かをしたときだけ』や」というところにある。

    課題としてあげられていることには、社会生活をしていれば普通に行っているようなものもあったが、「一日何かを止めてみる」(時間がぱんぱんに詰まっている時には、新しいことをする余地がない。余地を作るとそこへ新しいことが入っていくる)、「今までやらずに後悔したことを今日やる」という課題にはなるほどと思った。課題ではないが、自分自身でそうなりたいと考えているのではなくて周囲に「反応」しているだけだ、という指摘には、反省すべき点があると思った。

    主人公が独身男性という設定だからというわけでもないが、並べられた課題をみていると、やはり視点は男性の側にあるなぁという印象がある。

    そして、最後はやはり「宗教」になるんだなぁと思った。キリスト教以外の宗教のことはあまりよく知らないけれども、これは仏教系なのだろうか。『職場のメンタルヘルス』の講演会・シンポジウムを聞いても、やはり「宗教」に戻っていくんだなぁという感想を持った。どの宗教を選ぶかは個人の問題だし、古くからの正統な宗教にはそれぞれきちんとした信条や伝統があるので、批判するつもりはないが、著者は何らかの形で立場を明確にすべきだと思う。そうでないと「水野教」になりかねない。

    ファンタジー仕立てのプロットはTVのお笑い番組以上に面白おかしく、読みながら思わず声を出して笑ってしまう。著者の意図に反するが、読み物として楽しい本である。
    が、取り上げられた人物などについての簡単な注と、参考文献リストが巻末についており、そういう意味でしっかりした本である。

  • 5年程前に購入して、そのまま読ん でなかった。今、読んでみると、 なるほど!と思えることがたくさんあった。考えるだけでは変われない。実行すること、人を幸せにすること、感謝すること…。ガネーシャの言葉を何度も読み返して、行動しようと思った。諦めてもいい、自由なんだから。ありがとうございました。

  • 色々な自己啓発本があるが、書かれている内容は昔からあまり変わらず、簡単に自分を変える方法はない。
    成功する方法は、すでに確立されている。
    しかし、多くの人が成功できないのは「実践」「実行」をしないからである。
    とにかく実行、毎日続けることが大切であると教えてくれた本である。

    でも、今から全部は実行できないなぁー(たぶん)

  • すげえ。この手の本はなーって思いながら読み始めたけど、びっくりするくらいすーっと腹の奥に落ちていった。夢を叶えるために、ひとつひとつ実際に行動に移していかないとなあ。

  • カテゴリを間違えているかも、とか。

    自己啓発本、なんだろうなぁと。
    その手の本はあまり手に取らないんだけど
    面白いから読んでみて、と渡されて読んでみた。

    深く読み込まなければ面白い。笑える。
    読んで自己啓発を意識すると、気持ち悪い。
    (自己啓発本って自分的にあまり好きではないので。押し付けられてる気がするのが嫌いなので)

    で、何でこの本があれほど注目されたのかイマイチよくわからなかった。

    関西言葉で面白おかしく書かれているから?
    読みやすく、入りやすくされてるから?
    でもサラリと読めすぎて何も残らない気がしないでもない。
    なので『自己啓発本』として意味があるのかわからん。
    『読み物』?
    中途半端な印象を受ける本だなぁと思った。

  • 当たり前の事をやる事が成功への近道だとこの本を読んで思いました。とても面白い本でした。

  • インドで崇高されている神様、ガネーシャ。そんな有名な神様がいきなり主人公の部屋に現れた!ガネーシャが語る、人生の成功のための秘訣はもっともなことばかりで、あっという間に読み終わりました。今日にでも始められることばかりで、やってみようと思わせてくれます。巻末のガネーシャ名言集は部屋にはっておきたいなぁと思っています。

  • めちゃくちゃアホで読みやすいのに、大事なことばかり突いている。作者さんは何者デスカ?

  • 数年前に話題になったときは、胡散臭い(笑)ゾウの絵とふざけた(笑)タイトルに敬遠していたけれど、最近続編が出たのを知り読んでみることに。

    物語調で読みやすいし、面白いし、課題は端的・単純だし、これは売れるわ、と思った。偉人たちのちょっとしたエピソードも知ることができて、トクした気分にもなれる。
    けど、この本を読んで興奮して…それで終わり、だったらまさしく本末転倒なので注意(笑)。やっぱり行動が大事です。

  • 夢をかなえるゾウ2を読んで、久しぶりに1を読み返したくなりまして。改めて読み直すと、本当に良い本だなぁ、と思います。ガネーシャという愛くるしいキャラクター設定が絶妙。硬くなりがちな人生指南も、コミカルな展開の中で落とし込んでくるので、すーーーっと入ってくる。人間「意識」を変えることはできない。変えられるのは「行動」だけ。行動の変化の先に「意識の変化」がついてくる。できる行動を「即」実行するのみだな。
    とりあえず、あんみつ食べよっと。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。著書に『夢をかなえるゾウ』シリーズほか、『雨の日も、晴れ男』『顔ニモマケズ』『運命の恋をかなえるスタンダール』『四つ話のクローバー』、共著に『人生はニャンとかなる!』『最近、地球が暑くてクマってます。』『サラリーマン大喜利』『ウケる技術』など。また、画・鉄拳の絵本に『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』、恋愛体育教師・水野愛也として『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、映像作品ではDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画・脚本、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手掛けるなど活動は多岐にわたる。

「2023年 『夢をかなえるゾウ4(文庫版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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