新潮文庫「白い巨塔 全5巻セット」

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784871186889

感想・レビュー・書評

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  • 20180825 読破
    長編小説を書く時は6年ほどかけると言っていた
    この作家さんの取材力には脱帽。
    昭和の女記者出身の根性は凄いと思う。
    赤裸々すぎて訴えられたりもしたけれど
    この作家さんの小説はどれも、欲に駆られた人間模様、
    人間臭さとシビアなストーリー展開が個人的に好ましい。

  • 白い巨塔は10年余前のドラマが初見だったりします。

    作者の山崎豊子さんが文庫本の帯に「現在も医学界の封建制が平然と存在し、倫理観の欠如は甚だしく、決して許せるものではない。」と述べられていたのですが、40年余り過ぎた今も何も変わっていないんだろうなって思う。

    新のドラマを見ているので、本を読みながら主人公の財前五郎はずっと唐沢寿明で東教授はずっと石坂浩二でした。

    いちいち言うまでもないですが、相当な取材力、観察力そして表現力あって完成された傑作です!!

  • 仕事や事業での成功、名誉や権力欲の追求、はたまた多大な自己犠牲の上で成り立つ社会貢献・・・人間に内在し得る、ある側面を究極的に描き出され特徴づけられた人物たちが登場。医局や講座といった、大学の閉鎖的体制を中心に国立大学医学部という場で起こるさまざまな問題。

    すべて読んで(観て)思ったのは『人間社会の縮図』というイメージでした。『縮図』のある部分が「ぎゅーっ」と凝縮されて詰めこまれたような。だからこそ鬼気迫るものを感じさせるのかもしれません。遠藤周作の『海と毒薬』も国立大学(旧帝国大学)医学部をめぐる事件ですが、それと似たような性格が多分にあると思います。
    権力闘争・栄光・転落。話の設定ゆえに、すごく人間くさい話ととらえることもできます。小説はあまり読まないし、読む速度が遅いのですが、この本は割合速く読みすすんでいきました。それだけ惹きこまれるものがあったということ。厚めの5巻をどきどきしながら、ときには静寂を感じつつ読み終えました。

    映像化されたものもおすすめです。新旧どちらのTVドラマも観ました。好みはわかれると思いますが、原作に忠実なのは古い方です。文句なしの星5つ。単なるエンターテインメントではなく、いろいろなことを考えさせられる本でもあります。
    (2004.6.29 読了)

  • 医学の素人のせいもあるが、昭和40年ころに書かれたとは思えないほど、色あせない作品と感じた。大学病院内部の人間模様は、多少なりとも現在にも通ずるものがあるのではないか。特に最後のシーンは、生命の尊厳を改めて感じ、心が打たれた。

  • 内容濃い

  • 過去読了分。
    唐沢寿明主演のドラマはブームを沸き起こし、その後原作の本著も読破したと記憶。
    浪速大学医学部病院の財前五郎と里見脩二という所謂”黒と白”的な対照的なキャラクターを通じて、医局というゆがんだ世界を知らしめた名著。
    子どもの時に医者になりたかったと思ってたけど、白い巨塔を見て、これが現実か!?と感じた覚えあり・・・

  • 長い小説なのですが、キャラクターたちが個性があり、しかもみなそれぞれの魅力を持っている。執筆が半世紀前なので、現在の医療方針とはかけ離れているだろうし、治療法も違うのだろうが、病気や医療にまったく無知なので違和感はまったくなかった。貨幣価値がわからなくて、行きかうお金の現在の価値がどのくらいになるのかぴんとこなかったことくらいが気になった点。医療に司法ときたら、退屈する間がない。

  • 今更ながら…山崎豊子さんてすごいなあ~!

  • ドラマは昔観たけれど、山崎豊子の超長編をだいたい読んだので、これも読むかということでチャレンジ。細かい描写としっかりとした内容がやっぱりすごい。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4871186881
    ── 山崎 豊子《白い巨塔(全5巻)20030110 新潮文庫》
     

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