安西水丸 地球の細道

著者 :
  • ADAエディタトーキョー
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本棚登録 : 91
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784871406871

作品紹介・あらすじ

芭蕉は日本、水丸は世界の「ほそみち」を辿る。稀代のマルチ作家が遺した92の旅風景。

感想・レビュー・書評

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  • いろいろなことを知っている、と関心する。きょうみを持ったことを突き詰める性格なのだろう。見習いたい。
    芸術家や建築家に対する冷めた目線が面白い。


    カ亀倉雄策の直言飛行フィリップスタルク氏設計の「スーパードライホール」について。依頼主のアサヒビールの社長は、設計のスタルク氏に「ガウディを凌ぐようなものを」。ガウディを凌ぐということの大変さは、素人でもわかる。それを承知でヌケヌケと言う人も人だが、ハイと返事をして引き受けた人も人である。

    壱岐、おもしろそう。

  • もったいなくて、少しずつ読んでいる。この本に巡りあえて嬉しい。

  • 代官山蔦屋書店で見かけて。

  • 読み応えばっちり。
    歴史にもこんなに造詣が深かったのね。
    海外、日本と順番に巡った旅でのことを紹介しているのだけど、何故か海外編の方が面白かった。

    来年の大河(真田幸村)存命だったら楽しみに見ていただろうな。

  • 旅のスケッチとそれにまつわるエッセイが92編.

    行き先は,タイトル通り「地球」のどこか.
    日本でも海外でもお城は必須.港町や川岸,岬も多い(名前の通り,水辺が好きなのかな...)
    ふよふよっとした独特のタッチの絵を見ているだけでも楽しいけど,それぞれのエッセイもバラエティに富んでておもしろかった.旅先でのできごとから展開して,歴史上の人物,好きな映画,コレクションのあれこれ,といろんな話が引き出される.ただの紀行文じゃなくて,そこから安西さんって人物の人と也が浮かび上がってくる感じがした.

    地図から話を選んだり,パッと開いたところを読んだり,時間をかけてつきあえる1冊だと思う.

  • GAギャラリー「安西水丸 地球の細道」展
    会期:2014年9月20日[土]~2014年11月3日[月・祝]
    http://www.ga-ada.co.jp/japanese/ga_gallery/2014/1409-11_anzai/gallery_anzai.html

    ADAエディタトーキョーのPR
    http://shop.ga-tbc.co.jp/shopdetail/000000003445/

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著者プロフィール

安西水丸 あんざい・みずまる(1942-2014)

東京生まれ。イラストレーター。
日本大学芸術学部卒業後、電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務める。
1981年、フリーのイラストレーターに。
以降、広告、雑誌の表紙や挿絵、書籍の装画などで活躍のかたわら、小説、エッセイ、漫画、絵本なども数多く手掛け、今なお高い人気を博している。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞、キネマ旬報読者賞など受賞多数。2005年には東京イラストレーターズ・ソサエティの理事長を務める。
自著に小説『アマリリス』、エッセイ『たびたびの旅』、絵本『がたん ごとん がたん ごとん』『クッキーのおべんとうやさん』、漫画『青の時代』『完全版 普通の人』など多数。
作品集として、これまでの作品や活動を初めて網羅的に収集した『イラストレーター 安西水丸』、一人のイラストレーターが何を感じ、どのように過ごしてきたのか、珠玉の絵に言葉を添えた『一本の水平線』がある。

「2022年 『安西水丸 カレンダー 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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