スウェ-デンの税金は本当に高いのか

著者 :
  • あけび書房
3.17
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784871540643

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • スェーデンは、税率は高いが、社会保険料は全額企業負担、
    教育費は大学まで公費負担、民間保険料は不要、医療費は不要、貯蓄も不要、負担感が少ない。
    消費税の逆進性・使われ方に納得感があれば支払われる。

    税金はたくさん払うが、それで社会は動いている。貯蓄のつもりで税金を払う。きちんと使われ方は監視する。
    教育費、授業料、旧燭台、教材費用はすべて公費、制服やランドセルは不要、教材は無償。
    高卒者の大学進学率は30%、大学生は、元社会人が多い。大学教育では300万の借金ができる=選択や成績に真剣になる。
    民間保険はほとんど見当たらない。民間保険に加入する意味がない。生命保険も公的制度が整備されていて不要。
    貯蓄できない、ではなく貯蓄する必要がない。

    社会保障税=企業が払う。法人税より重い。法人税28%、社会保障税32.7%。
    企業は税金で賄われた人材育成の費用を負担すべき。

  • 日本とスウェーデンの制度の違いは理解できた。

    日本の場合、年金制度や保険制度が不明確であり、国民理解を妨げているのが問題であると痛感した。
    だから、税金が公平かつ効果的に使われているかも解りようがなければ、増税にも反対する国民が出てくるのも仕方ないと思った。

    また、日本の塾に行かされている学童たちは、いったい学校で何をしているのかと疑問を抱いた。いや、「学校は何をしているのか」である。

    スウェーデン人の1日が見てみたい。

  • スウェーデンシリーズ、第4冊目。
    なるほど、なるほど。それは一理あるな。と興味深く読めました。

全3件中 1 - 3件を表示

竹崎孜の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×