子育てを元気にすることば ‐ママ・パパ・保育者へ。

著者 : 大豆生田啓友

• エイデル研究所 (2017年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[みらいのままさんの感想 · 2021年11月10日]

子育てに行き詰まって、保育園の先生に相談したらおすすめされた本でした。
今までは子どものイヤイヤ期に手を焼いており、それをどう対処するかを書かれている本ばかり読んでいました。
しかし、この本は保育者(パパ、ママなど)に寄り添って書かれており、子育ては大変だけど楽しいこと、幸せをもらえることを歴史的有名人の言葉やサル、チンパンジーなどを根拠に書かれており、納得して学ぶことができました。
私は子どもを正しく育てよう、良い子に育てよう、言うことを聞く子に育てようと、親の思い通りにばかり考えていましたが、本当は目の前の子どもを見ることがいかに大切なのかを改めて理解できました。
目の前の子どもと親が共に育つ、共育していくことを知り、私の子育ての焦り、不安、苦悩がだいぶ楽になりました。子どもとの日々の幸せを噛み締めれるようになりました！

著者プロフィール

大豆生田啓友：玉川大学教育学部教授。1965年栃木県生まれ。青山学院幼稚園教諭などを経て現職。専門は、保育学・乳幼児教育学。日本保育学会副会長、こども環境学会理事。著書に『あそびから学ぶが生まれる動的環境デザイン』など。

「2018年 『BIOCITY ビオシティ 76号　子どものための屋外環境』 で使われていた紹介文から引用しています。」