複雑性の海へ: 生命から社会まで-12の扉 (BOOKS IN・FORM)
- エヌティティ出版 (1994年3月1日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784871883047
感想・レビュー・書評
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「複雑だ」と一言ですましてはいませんか。
どんな世界にも複雑さはつきものであり、それを各々の要素へ分解したり、無視したり、複雑さを回避するための様々な努力をして、技術や学問は進歩してきたとも言えるでしょう。
しかし、本書に出てくる研究者の方々が取る立場は複雑なものを複雑としてあるがまま捉え、解析しようと試みるというものです。
現在世界は急速に多様化し、大きく変化しようとしています。文中の言葉を借りるならば、『線型的な予測でカタがついていた時期が終わり、非線形的な見方が要求されている』。それはつまり、複雑性を避けては通れない世界が来てしまったのだと筆者は主張します。
本書ではそんな「複雑性」の解明に挑む様々な分野の研究者が直面している複雑さをオムニバス方式で解説していきます。
(2012ラーニング・アドバイザー/生命MATSUMOTO)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=367796&lang=ja&charset=utf8詳細をみるコメント0件をすべて表示
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