本田哲郎対談集・福音の実り 互いに大切にしあうこと: 互いに大切にしあうこと

著者 : 本田哲朗 浜矩子 宮台真司

• カトリック淳心会 オリエンス宗教研究所 (2016年9月5日発売)

作品紹介・あらすじ

貧困・差別・若者たちの不安――社会の現実に直面する中で、イエスの福音を掲げるとはいかなることか。気鋭の５人が、すべての人が人として大切にされる福音の実りを求めて、熱く語る。

感想・レビュー・書評

[kurikoさんの感想 · 2020年10月1日]

社会学者の宮台先生と、フェミニスト神学者の山口里子さんの対談が特に良かった。

宮台先生の言う「うちから湧く力である内発性」こそ憐み（はらわたを突き動かされること）であり、近年は人々が他人の痛みに鈍感になりすぎて、内発性からくる行動がなくなってしまってるのではないか。

山口先生の「痛みを共感できない神学はただの遊びだ」のセリフを忘れずに、声なき声を聞けるようになりたい

[モリケンさんの感想 · 2018年4月29日]

「その人を、その人とはさて大切にする。尊重する。それ以外にない」

[龝さんの感想 · 2017年3月7日]

本田哲郎神父と宮台真司さんの対談が特によかった。宮台さんも信徒なのか。

2017.2.

著者プロフィール

著者の紹介
本田哲郎（ほんだ・てつろう）
フランシスコ会司祭。1971年叙階。大阪の釜ヶ崎で日雇い労働者から学びつつ、聖書を読み直している。

「2016年 『本田哲郎対談集・福音の実り　互いに大切にしあうこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」