ゴドーは待たれながら

  • 太田出版
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本棚登録 : 14
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872330632

感想・レビュー・書評

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  • タイトルからも察しの通り、サミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」のパロディ。待たせているゴドーの視点から描かれています。誰を待たせているのか、いつどこで待たせているのか、やはり明らかにされません。そういう意味での閉塞感というか終末観は原作と同様ですが、原作の登場人物が二人なのに対して、こちらは一人芝居なので、反復による執拗さは原作以上かもしれません。

  • 待つ方も待たれる方も同質の受苦性がある。これはもはや人間にとって意思はあるのかという問題だ。自由意志はあるのか。

  • ベケットの『待ちながら』を読んでどうしても読みたくなり、絶版のところを探し回ってやっと手に入れた本。期待以上に『待ちながら』とリンクしていて面白かった。待たれていながら待っているゴドー。逆転裁判の脚本家って人は『待ちながら』ではなくこっちを読んでいたのかもと思ってみたり。

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著者プロフィール

いとう せいこう
1961年、東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など、多方面で活躍。『ノーライフキング』でデビュー。『ボタニカル・ライフ ―植物生活―』で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』が三島賞、芥川賞候補となり、第35回野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『ノーライフキング』『鼻に挟み撃ち』『我々の恋愛』『どんぶらこ』『「国境なき医師団」を見に行く』『小説禁止令に賛同する』など。

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