- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872333091
作品紹介・あらすじ
脳をチューニングして、楽チンに生きよう。クスリ、洗脳、サイコセラピー、電気ショック…。精神科医は教えたがらないが、本当は誰でも簡単に別人になれる!!『完全自殺マニュアル』の著者が、3年間の徹底調査を経て書き下ろす、待望の、自殺をせずに生きるための大脳コントロール法。
感想・レビュー・書評
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「生きていくのが辛い、でも死ぬのは嫌!」じゃあ人格改造しちゃえばいいじゃない!!という本。
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前半はヤバくて面白い内容。後半は普通に良い自己啓発本。
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[出典]
「「逆張り」の研究」 綿野恵太 -
下手をすると有害図書に指定されそうなタイトルですが、精神疾患を抱えている人にはまさに救いのバイブルかもしれません。
精神疾患と告白している著者が、「人格改造」のため自らの体験を絡めて解説、その方法はクスリ、洗脳、サイコセラピー、瞑想など多岐にわたる。
特に、クスリでは「プロザック」は魔法の薬のようだし、洗脳では「自己催眠暗示」はお手軽、「自己開発セミナー」の内幕も興味深い、またアラン・ドロンの映画でも話題となった「ショック療法」(本文では「電気ショック」)は懲罰的な歴史背景もあって引くが、意外に安全で効果が高いことに驚いた。
最近、自殺願望の若者の自殺ほう助事件が問題となっているが、死に場所を求める前に、ぜひ「電気ショック」を試してほしいと思った。
呼吸法に特化した「ラージャ・ヨガ」についてのページもあり、軽度のウツや対人関係などに悩んでいる人には「瞑想」とともに効果的かもしれない。
とにかく、一人で悩むよりも本書を手に取って行動!現世もそれほど捨てたものじゃない、はず。 -
「自分の本当の人格や性格というものはない、あくまで暗示や周りからの評価でそうであると思いこんでいるだけ」というスタンスに立ち、「だから、生きるのがつらいなら、あの手この手で人格変えればいいやん」という本。
人類にとって昔から愛用してきたアルコール、カフェインの正しい、というわけではないが効能に併せた摂取の仕方が書かれていたのが良かった。(「酒は朝からちびちび飲め!」、いい言葉です)
また、違法とされているクスリも、使い方さえ間違えなければ依存性も低いし、効果的に使えるとのこと。
あえてリスクを犯してまで使おうとは思わないが、禁止に一言で情報がシャットアウトされていた感じもあるので、そこは禁止する側がフェアではない気がした。
自己暗示の部分は、最近だとセルフコンパッションと呼ばれるものが近いのではないかと感じた。
自己に意識を向けたあとに、強いことばと感情で認識を強化するところは共通なのではないか。
催眠… 催眠音声でやったことあるやつだ!笑となった
自己開発セミナーは一回くらい行ってみてもいいかもしれない。
25年前の本なので、もしかしたら紹介されている薬品の効能や、もっと効果のあるもの発明などアップデートは多いかもしれない。
カフェインについては2016年の論文も流し読みをしたが、おおよそ書かれていることは正しいままのように見えた。 -
その昔、「完全自殺マニュアル」で一躍脚光を浴びた方の本。
若干病的で、明るくハイテンションなタッチでこれでもかと具体例が書かれています。内容が濃く読み進めづらかったですが、得られた情報は多かったです。
精神薬でも効く部分が違うとか、抗精神病薬>抗うつ剤>抗不安剤の順で重篤度が違うとかは、読むまで知りませんでした。今後お世話になるかはわかりませんが、、笑
精神薬の濫用や違法ドラッグに手を出すのは論外としても、
カフェインやアルコールの摂り方、
自律訓練法やヨガ・座禅、生活スケジュール法、
おすすめ音楽などは試す価値ありと感じました。 -
大真面目に人格改造法について一緒に考えてくれてるので、生きるのに絶望した人間には面白いし、ありがたい。
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1996年に書かれた本だが、読み返すたびに新しい発見がある恐るべき一冊。
最初に読んだのは学生のときだったが、それから10年以上経って、脳科学、心理学、リラックス法など、新しい知識を得てから読み返すと、こんなことまでカバーしていたのかということに驚く。
例えば、脳の機能と神経伝達物質の種類、自律訓練法、認知療法といった分野にも濃淡はあれど言及されており、専門家が書いたものとも齟齬が無い。
キャッチャーなタイトルとは裏腹に広範かつ緻密な取材に基づいて書かれていと感じる。 -
おもしろい