集成「ある夢想家の手帖から」〈下〉

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 13
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872333930

作品紹介・あらすじ

自由よりも隷属を、平等よりも差別を。女主人の嗜虐と蔑視を一身に浴びる至福。犬になり、奴隷となって奉仕する喜悦。妄想の華が咲き乱れ、甘美な言葉の泉が湧き出す曼陀羅大全。「家畜人ヤプー」幻の種本。

感想・レビュー・書評

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  • とりあえずマゾヒズムにも色々あるんだという事は分かった。そして、私には縁のない世界だという事も。嗜好の問題だとしても白人至上主義はどうなのだろうか。

  • 原著は全6巻あり、この本はその縮小版。古今東西の文献のマゾヒスト的読み方、マゾヒストの性愛観念等が描かれた曼荼羅。サディズムは理解出来るがマゾヒズムは只の変態じゃないか!と読み進めるうちに、段々著者のドミナ(女主人)に対する白人崇拝や、家畜願望、奴隷願望の集大成があの『家畜人ヤプー』に集約された事がわかる。今迄は日本と日本人憎悪の感情から『家畜人ヤプー』が書かれたものとばかり思っていた。自由よりも隷属を、平等より差別を、博愛より冷酷を、民主よりも専制を、栄光より汚辱を、健全より退廃を、と、著者は叫ぶ。

  • 3986.初、並、カバスレ、帯付。
    2010.3/11.鈴鹿ベルシティBF。

  • 所謂エッセー集?
    私の持っているのは残念ながら初版ではないので全ては読んでいないのですが、ものすごく興味深く、ある意味ヤプーより面白いと思います。

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プロフィール

小説家。主にSM雑誌『奇譚クラブ』(きたん社、1983年廃刊)に連載された小説「家畜人ヤプー」で知られる。覆面作家であり、その正体には諸説あるが、現在は、三島由紀夫、倉田卓次、天野哲夫ら複数の人物が関わっていたとの説が有力視されている。

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