バトル・ロワイアル

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 3203
レビュー : 610
  • Amazon.co.jp ・本 (666ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872334524

作品紹介・あらすじ

西暦1997年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。この国では毎年、全国の中学3年生を対象に任意の50クラスを選び、国防上必要な戦闘シミュレーションと称する殺人ゲーム、"プログラム"を行なっていた。ゲームはクラスごとに実施、生徒たちは与えられた武器で互いに殺しあい、最後に残った一人だけは家に帰ることができる。香川県城岩町立城岩中学校3年B組の七原秋也ら生徒42人は、夜のうちに修学旅行のバスごと政府に拉致され、高松市沖の小さな島に連行された。催涙ガスによる眠りから覚めた秋也たちに、坂持金発と名乗る政府の役人が、"プログラム"の開始を告げる。ゲームの中に投げ込まれた少年、少女たちは、さまざまに行動する。殺す者、殺せない者、自殺をはかる者、狂う者。仲間をつくる者、孤独になる者。信じることができない者、なお信じようとする者。愛する気持ちと不信の交錯、そして流血…。ギリギリの状況における少年、少女たちの絶望的な青春を描いた問答無用、凶悪無比のデッド&ポップなデス・ゲーム小説。

感想・レビュー・書評

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  • これは、今読み終わったのではなく、正確には再読です。
    もう何度読んだかわからないけど。

    この本を買ったときのことは、よく覚えています。
    母と本屋に行ったときに、女子高生がこの本を手にとって
    「これこれ。これがおもしろいんだって」と言っているのを聞き、
    「そんなに言うなら買ってみようか」と購入し、読み始めたら
    止まらなくなって、その日のうちに読み終わってしまったことも。

    中学生が殺し合いをするという内容なので、問題作だ、と
    言われるのもわかるけど、なんというか、それ以上のものが
    ある気がするなぁ。

    このクラスの男子の中で好きなのは、ダントツで三村信史。
    彼の計画が成功するバージョンも、見てみたかったなぁ。
    成功しちゃったら、面白くなくなるだろうけどさ。
    ○○バージョンでいうなら、桐山がこのプログラムに
    「乗らなかった」バージョンも、ぜひ見てみたかった。

    女子だったら、千草貴子と内海幸枝だな。
    二人とも、とってもかっこいい。
    典子は……、いい子なんだろうけど、若干女子に嫌われる
    タイプよね。
    「片思いしていた男子に、守ってもらえる」という、
    女子憧れのシチュエーションだもの。

    もし、私が中3だったときのクラスのメンバーで、
    このプログラムに参加しなければならなかったとしたら。
    中3ときのクラス、大っ嫌いだったので、私はきっと誰のことも
    信用できなかっただろうな。

    「人を信じる」って、こういう状況になると、相当難しいよね。
    自分だったらこのプログラムに「乗る」か「乗らないか」、
    友だちや好きな人を探すか探さないか。
    そういうことを考えるきっかけになった、というだけでも、
    意味のある作品だったと思います。

  • なんとなく読み直しました。

    確かに文章は稚拙かもしれないけど(あんまり知識が無いらしいし)、やっぱりおもしろい!
    映画はサイテーだけどね。

    殺人とか裏切りとか騙し合いばっかで、
    しかも同級生同士で、
    っていうほんとにえぐい悪趣味な設定だけど・・

    生きる大切さとか難しさとか、
    大切な人の存在が
    すごくよくわかります。

    親友を守ろうとがんばった三村信史
    最後の最後に好きな子に気持ちを伝えた杉村弘樹
    秋也のために涙を流した委員長
    「慶子を殺したこの国を、ぶっ壊してやる」と言った川田
    秋也を守るために銃を撃った典子
    慶時のため、自分のため、典子を守る秋也

    死ぬことがほぼ決まった状況でも、自分より大切なもののために生きていたいと思った。

  • 残酷な描写が多くありますが、極限状態での人の行動、心情が大変面白く書かれています。
     
    所在:本未所蔵 (DVD有:AVコーナー視聴可能)

  • デスゲームといえばこれ!今も昔も好きな小説トップクラスに入り込む大好きな本です。読んだ直後、和洋問わずにデスゲームものを読み漁りましたが未だにこれを超えるものに出会えてません。
    文章に若干癖はありますが、人物設定、構成力など圧巻。クラスひとつ分と結構な登場人物がいるのにそれぞれちゃんと個性があるのがすごい。
    個人的に最初から最後までだれることなく読める数少ない小説。読まなきゃ損!

  • 面白いです。
    中学生が殺し合いをする、と云う内容なのに、読後感は爽やか。
    青春小説みたいでした。

  • 読み終わった時の衝撃は、当時としてはセンセーショナル。
    今はどうだろう?

  • 当時まだ中学生だったころに、担任の先生が学級文庫で購入したものを、必至で読みました。
    私は、一人一人に感情移入してしまうので、何度も泣きそうになりながら読みました。いや、実際泣きました。
    クラスメイト一人一人に個性やエピソードがあって、殺しあうシーンは本当に苦しく切ないです。
    映画や、漫画で知っている人は、ぜひ、原作読んでほしいです!
    こんだけ分厚い小説なのに、人生で1番読み返してる、それくらい好きな本です。
    そして何度読みなおしても、三村君が死んでしまうシーンはもう……!

  • 問題作、という点ばかりがやたら強調されていて、手に取るまで少し時間がかかった。しかし、深作欣二監督、ビートたけし主演で映画化、と聞いて、買わずにはいられなくなった。
    映画もそれなりに独自の解釈などを加えて魅力的でしたが、やはり原作の方が圧倒的に面白い♪
    登場人物1人1人への愛情が感じられる語り口、極端すぎるあり得ない世界設定、バーチャルとリアルとがごちゃまぜになった世界観。
    それまでになかったジャンルを確立したとも言える、ある意味での傑作なのは間違いないと思う (深作欣二監督の大ファンだというクエンティン・タランティーノが絶賛した、というのも頷ける)。

  • 中学の時、はじめてちゃんと読んだ小説ってのがこれやったなぁ、と思い出しました。

    今思ってみたらはんぱないよね、これ。賛否両論はあれど、問題作にして、紛れもない名作。

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