必読書150

  • 太田出版
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本棚登録 : 544
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872336566

作品紹介・あらすじ

現実に立ち向かう知性回復のために本当に必要なカノン(正典)を提出し、読まなくてもいい本を抑圧する、反時代的、強制的ブックガイド。

感想・レビュー・書評

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  • 選書者のみんな、ガチで薦めてくる。

    1/3くらいはどうにか読んだことがあるものの、残り100冊の必読書を読むには寿命が足りない。プルーストの『失われた時を求めて』だけでも半年以上かかったのに。マルクスの『資本論』を読み続けられる自信もない。ヘーゲルもさらさら読む気は、無い。
    スピノザの『エチカ』とカントの『純粋理性批判』デリダの『グラマトロジーについて』には何度も挫折し、ハイデガーの『存在と時間』は通読したものの、読んでいる最中も、このあと何度読み返せば少しは理解したことになるのだろうと思いながら読んでいた。
    ムージル『特性のない男』も、ラブレーも、ラカンも、ホメロスも、ゴンブロヴィッチも、読んでいない!

    本書を読みながら、不老不死になりたいと素朴に思った。

  • 「結局、学生に何を教えるといっても『本を読みなさい』ということ、それに尽きる。」

    私の高校生時代(多分今でも)、文学史を学ぶことはあっても、読んでみようという気にはなりませんでした。

    もったいなかったなあ、読め、と言われたら読んだのに、とも思いますが、「読まされて」いたら嫌いになっていたかもしれないので、それは強要できないし。

    いつでも「読もう」という気になったときに読めばいいか、と、今後の参考にしておきます。

  • 必読書なんてない、という前提から始めよう。
    もはや世界は書物の海である。それでも勢い余って、もしくは割り切った気持ちになって、こういう書物を出してしまうのは決して無駄なことではない。こういう試みは往々にして面白いし、魅力的だ。古本屋で買ったら、頁の間に帯が挟まっていて、そこに「これを読まなければサルである。」と書いてある。太田出版らしい。ちなみにこれは近畿大学が勢い凄まじかった頃(僕は知らない)の、いわば時代の漂流物というような匂いもあって、つまり正月なんかに読むものには丁度良いのだ。

  • 主に海外・日本文学の参考。

  • とりあえず、人文社会科学50を読破してみようと思う。読破というのはcompete感があって心象が良くない。触れてみるみたいな感じなのかもしれないが。とかく、何かを渇望しているのか肥満なのかもわからないが、君主論からいってみよう〜!

  • ストレートな選書で参考になる。座談会がおもしろく、批評だけでなく美術や建築、小説の創作など多彩な視点の議論がある。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000008342

  • 本の本
    文学
    読書

  • 勉強の指針として購入。

  • 【由来】
    ・何で知ったんだっけ?

    【期待したもの】
    ・これからの読書指針に。かなり歯ごたえのある本が並べられてるらしいのでリファレンスとして使おうと思った。だから精読ではなく、ガイドブックという位置づけ。

    【要約】


    【ノート】
    ・何なんだ、この近大グループ構成は。

    ・こういう「必読書100選」みたいなのに、昔から弱い。思い返せば中学の頃、OUTに高千穂遙が書いてた文章にあった「海外SFノベルズ」の格付けが自分には強烈な憧れをインプリントしたもんだ。

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著者プロフィール

1941年兵庫県生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学大学院英文学修士課程修了。法政大学教授、近畿大学教授、コロンビア大学客員教授を歴任。1991年から2002年まで季刊誌『批評空間』を編集。著書に『ニュー・アソシエーショニスト宣言』(作品社 2021)、『世界史の構造』(岩波現代文庫 2015)、『トランスクリティーク』(岩波現代文庫 2010)他多数。

「2022年 『談 no.123』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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