『オーマイニュース』の挑戦

著者 :
制作 : 呉 連鎬  大畑 龍次  大畑 正姫 
  • 太田出版
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872339307

作品紹介・あらすじ

2002年12月韓国大統領選における、盧武鉉候補の劇的な逆転勝利。そこには、以前には見られなかった動きが存在した。形勢不利だった進歩的な候補を支持する若者達の声が、インターネットを通じ、全国をかけめぐったのである。この時最も大きな影響力を持ったのが、本書著者の主宰するインターネット新聞、『オーマイニュース』である。同サイトは、その後も韓国世論を動かしていくことになる。従来の一方的なニュースのあり方へのもどかしさから、2000年に記者4人で始まった『オーマイニュース』は、今では記者数45人、1日約100万ページビューを誇る。政治・社会・芸術など様々な分野から生き生きした現場の声を発信し、時にリアルタイムで動画・音声中継まで行なうこのサイトは、今では韓国の「新しいマスメディア」ともされ、"市民参加型ジャーナリズム"の稀有な成功例として、現在、アメリカ含む全世界で注目されている。本書は、『オーマイニュース』誕生から現在へ至る5年間の絶え間ざる格闘の、初の記録である。

感想・レビュー・書評

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  • 以下、概要。

    ○参加型・双方向メディアを実現したインターネット新聞「オーマイニュース」は、盧武鉉政権誕生の原動力となった。

    「送り手」「受け手」が固定している20世紀メディアを変えた世界初の「革命」であることから韓国の特産品と呼ばれている。

    あらゆる市民には知る権利があり、情報に接する権利がある。

    これまでの偏った情報ではなく、「みんなが記者」というスタンスを取らなければ、韓国社会に民主主義は根付かない。

    ○記者入門講座を受けた市民は、オーマイニュースに市民記者として登録する。2004年までの登録者数は、約3万2千人。

    オーマイニュースには、一日に約200本の記事が流れているが、そのうち150本は市民記者によって書かれたもの。

    ○一度サイトを訪問したネチズンが自ら広報担当になることに成功の秘訣がある。

    口コミで広げるためには、

    サイトのコンセプトが独創的で、そこにあるコンテンツが充実していなければならない。

    それから、「このサイトは私たち一緒に育てていかなければ」という仲間意識を感じさせなければならないということ。

    ○ オーマイニュースには、2つの種類のニュースがある。

    1つは、「生木ニュース」。記事として分類されていないもの。原稿料は支払われない。全体の30%程度

    もう1つは、「薪ニュース」。編集部から、正式に「記事」として選ばれたもの。原稿料は支払われる。全体の70%程度。

    ○ オーマイニュースの長所

    双方向性がある。

    中間デスクなしに、現場記者とデスクが直接つながっているため、速報性が発揮できる。

    動画、写真、文章が1つに結ばれ、インターネット新聞のマルチ機能を発揮できる。

    集団性がある(世論が世論を生む)

    率直であること。(匿名でも書ける)

    専門性がある。

    ということですかね。

    僕は2ちゃんねるとかも以前は好きでしたが、もう少し丁寧にカスタマイズされたのが、このオーマイニュースであるという認識を持っています。

    2ちゃんねるの情報は玉石混交なんだけど、オーマイニュースは、ちゃんと記者として講習受けているし、ある程度ビジネスだから、「玉」の確率が多いというということですかね。

    まぁ、なんにしろ楽しみです。

    ソフトバンクもついているので、日本版としてなんか付加価値つけてほしいですね。

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