いしのスープ

  • アルク
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784872340167

感想・レビュー・書評

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  • 10分
    『石のスープ』昔話 オオカミ版。

  • 水に石ころを入れて美味しいスープを作る(本当はたくさんの野菜を入れるので美味しくなる)っていうお話、大好きです。

    以前読んだのはマーシャ・ブラウンの『せかいいちおいしいスープ』で3人の兵隊さんが村人たちの協力を得て石のスープを完成させるというストーリーだったのですが、トニー・ロスの『いしのスープ』は雌鶏母さんと悪い狼が主人公。
    ニンジン、じゃがいも、カブ、芽キャベツ、きのこ……と次々に野菜を投入する間、狼に家事をバンバン押し付ける雌鶏母さんがたくましい!

    絵本を読んだ後、子どもと一緒に具だくさんスープを作りたくなりますねえ。

  • わるいおおかみが母さんメンドリが上等な洗濯物を干しているのを見掛ける。
    母さんメンドリを食べて、洗濯物ももらおう、と言い出すおおかみ。
    母さんメンドリは自分を食べる前に、石でおいしいスープを作ってあげる、と言う。
    おおかみは石でスープが出来るものか、と半信半疑。
    母さんメンドリはお鍋に水と石を入れて火に掛ける。
    そして、塩胡椒、人参、じゃがいも、かぶ、芽キャベツ、きのこ、インゲン、キャベツ、平豆、かぼちゃ、とどんどん追加していく。
    母さんメンドリが追加材料を取ってくる間、おおかみは家事をやらされる。
    最後、石のスープで満腹になったおおかみは、ほしいものを持っていけと言われ、石だけを掴んで帰るのだった。

    石のスープもこれだけ入れればおいしくなる。
    おいしいのは石じゃないんだ、ということに気付かない間抜けなおおかみ、待っている間家事をするおおかみが笑える。

    前に読んだことあるような内容。
    元になる民話があるのかな。

  • わるいわるいおおかみが結構いいやつで、食べるはずのかあさんめんどりに言われるままに、いろいろお手伝いしてしまうのがなんとも微笑ましい。
    かあさんめんどりの知恵の勝利!

  • おおかみをうまく使ってしまうおかあさんめんどりの手腕が楽しいです。

  • 悪いおおかみと賢いニワトリのお母さんの知恵くらべ。。。おおかみはちとアホですが。
    読んだ後は、楽しい、心温まる気持ちに。

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著者プロフィール

1938年、イギリスのロンドンに生まれる。リバプール美術学校で学び、漫画家、グラフィックデザイナー、アートディレクター、美術学校講師などを勤める。1976年から絵本の仕事をはじめ、オランダの銀の絵筆賞、ドイツ児童図書賞など多くの賞を受賞。日本で紹介されている本に、「いたずら魔女のノシーとマーム」シリーズ『びっくりめちゃくちゃビックなんてこわくない』(以上小峰書店)、『ぼくは だれだろう』(童話屋)、『ペットのきんぎょが おならをしたら……?』(徳間書店)などがある。

「2019年 『ハヤクさん一家と かしこいねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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