妖魔なオレ様と下僕な僕〈2〉 (アズ・ノベルズ) (AZ NOVELS)

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872573657

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  • それまで、服を脱がずに致していた司野に、自分だけじゃいやだ、司野も脱いでと言えて、その後脱いでくれるようになった。少しずつ、ただ身体を与えるだけという感覚が変わっていくその始まり。

    忘暁堂がカビ臭いし、アレルギーぽい正路は空気清浄器の購入を提案する。お店の中も少しずつ綺麗になって行っている。

    正路の第三の目のトレーニングも進んでいく。

    忘暁堂では女子高生の間で幸運のアイテムが流行っていて、それは根付を購入した女の子に彼氏が出来てそれがラッキーアイテムのお陰と広まったかららしい。そんな中、ルポライターが訪ねてくる。けんもほろろに帰されるが何度か再訪していて、そして、実は正路が轢かれた事件を調べていることが分かる。
    更に後日その犯人から襲われて逃げてきた松岡を庇い、犯人に自分達のしたことの重大さを知らしめることに。

    ルポライターの松岡が出てきたことで、司野にとっては不愉快な気持ち(ヤキモチという)のを経験することになる。

    正路はお守り代わりに小さな鈴を持たせてもらっているのと、龍笛の話、今使っているのは戦前のもので修理に出して使えるようにしたことと、TVの上に置いておくと音が良くなる、と何故か妖魔の司野が置いていたこと。その時、辰冬さんとのやり取り、まだ笛を上手に鳴らせず鳴らない笛にじれて笛を折った話等、これらは今後も出てくるので大事な話。
    辰冬が事故にあって死んでしまったことなど、正路が知ることになる。

    折に触れ、辰冬との思い出(司野は思い出とは言わないけど)を語ることで司野と辰冬との関係も見えて面白い。

  • 俺様と下僕が可愛い第二巻。またまたお化けのところの臨場感が恐ろしくリアル。さすがですわ。

  • ひき逃げした犯人にかわいい報復。ちょっとスカッとした。

  • 奇談のサブキャラ。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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