エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門

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著者 : 永山薫
  • イースト・プレス (2006年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872577327

作品紹介

驚愕と発見に満ちた、「もう一つのマンガ王国」をめぐる冒険。

エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門の感想・レビュー・書評

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  • エロマンガという日本史

  • マンガを読むという行為に自覚的であること。その一点のみが読み手の新しい地平を開拓し得る。“マンガ界の大いなる伏流”エロマンガに向けられる筆者の視線もまた多分に自覚的で深く鋭い。ミーム、レイプ・ファンタジー、自己投影やミソジニー、意図的誤読。一般的なマンガ評論が故意に見逃してきたこのジャンルに光を当てようという意欲に満ちた一冊。

  • 語ることを憚られがちなエロ漫画というジャンルについてその誕生から現在に至るまでの変遷を追い、分析した本著。

    私もそれなりに漫画は読んでいるほうだとは思うけれど、すぐ近くにこれほど深い森があったとは…!という奥深さ。例に挙げられている作品数も相当だけど、その何倍もの作品に触れ定点観測してきたんだなぁ…と単純にその情熱と愛に敬服。

    「エロさえあればなんでもよし」の間口の広さからあらゆる才能を拾い続けるエロ漫画というジャンルは何が飛び出すかわからない魅力がある。そしてテーマを突き詰めていくと大変に哲学的なところにたどり着く。一番恥ずかしくて秘するところに人間の本質が見え隠れするというのは本当にワクワクすることだ。

    エロ、エロスに関して考えていくと結局のところ自身の中にある欲求の在りかについて考えずにはいられない。と、いうか自分と切り離して考えるのは難しい。だからこそ人前でエロスについて語るのは難しい。難しいね…!
    特にこれはそもそもエロはエロでもエロ漫画の話なのでそこらへん周辺 の文化的背景にある程度の素養がないといきなりアクセル全開で最深部に突っ込んでいくような内容にはついていけないかもしれない。

    個人的に面白いと思ったのは「かわいい(もしくは「萌え」)」という価値観の流入による変化。
    女性作家が増えたのもここら辺の変化とは無関係ではなさそう。

    中々にセンシティブな内容なので文脈を無視して短くまとめると意味するところがうまく伝わらないと思う。なのでこの深い深い森に興味のある人は頭からゴリゴリ、読んでみたほうが良いと思う。

    しかし、ほんと人の欲求というか、妄想に限界はないんだな。

  • 2012/8/28購入
    2013/5/17読了

  • 氏賀Y太、岡すんどめなど、ダルマ漫画への考察が載っています。

  • まだ読んでいるところだけど、『女はポルノを読む』に比べると柔らかいタッチです。

  • エロマンガの解体と歴史のふりかえり
    まあ、勉強になるかも。
    割と一般向け。

  • 編年式の評伝の第一歩。
    ここからどう拓くかが多分後進の課題。

  • エロマンガスキーが、どこでも役に立たない蘊蓄をゲットできる、ナイスなエロマンガ啓蒙書が、この「エロマンガ・スタディーズ」である。

    どんな本かといえば、マンガとその歴史をエロマンガ視点で見た解説本。
    エロマンガ歴が浅いから、古い時代の話は分からないものも多い。
    少年マンガから少女マンガ、劇画まで、エロマンガとそんな関係があったのかと、へぇ〜、と思うこともしばしば。ロリから巨乳から熟女から、はてはショタまで、歴史的経緯からその意味合いを解説する。おなかいっぱい。

    エロマンガスキー以外が手に取りそうにない(エロマンガスキーも手に取りそうにない)、超ニッチなオタク本だけど、なんに対してもエロマンガ視点を持つことに共感。
    そうでない人にも読んでもらいたい、などといろいろ考えさせられたが、「エロの壁」を取り除くのは不可能だろうとも思ったり。

    そこそこおもしろかった。ただ、電車で読むのは恥ずかしかった( ̄▽ ̄)。o0○

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