カンベンして欲しい人たち―職場で、近所で、家庭で困ったあの人への対処法

著者 :
  • イースト・プレス
2.63
  • (1)
  • (0)
  • (4)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 22
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578201

作品紹介・あらすじ

自分がつねに正しいと思っている上司、言い訳ばかりで主体性のない部下、タダ酒しか飲まないケチな同僚、カラに閉じこもってしまう新入社員、ルールを守らない大人や老人たち。ワンマン、ブチギレ、自己チュー。精神科医があなたのまわりのカンベンして欲しい人たちを診断。あの人の深層心理と、付き合い方のコツを教えます。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 493.7
    流し読み

  • あなたの近くにもこんな人はいませんか?かんべんしてほしいよ!と思うような人たちをあつめてその性格や対処法を解説しています。対処法については無視であったりつきあわないであったり逃げるであったりして、けっこういい加減な回答なのですが、後半の ボーダーライン や サイコパス などの説明はきちんとされていました。こんな人いるいる、と思われるような人の紹介があっておもしろく読みました。

  • いますっ、いますっ、こういうカンベンして欲しい人。
    身近に(ぼそっ  自分が思われないようにしなくては・・・っと思ったりしたのでした。

  • 精神科医・町沢先生の本。‘対処法’にひかれて借りてみましたが、あきらめるしかないだらおう的な内容になってますね。図書館予約数は2(08/03/16現在)です。

  • <body>
    <ul>
    <li>他人を厳しく批判する人たち</li>
    <ul>
    <li>人を激しく批判する人というのは、まず感情のコントロールがうまくできないという人であり、価値観が狭い。それと同時に自分
    はその人よりも立派な価値観を、考え、頭脳を持っているのだという、自己愛的な顕示性が強いものである。</li>
    <li>人を批判するということは攻撃性の強さであり、すでに述べたように情緒が十分にコントロールされていないということである。
     </li>
    </ul>
    <li>自己愛的人格障害</li>
    <ul>
    <li>現代社会にある意味で蔓延している人格障害の一つ</li>
    <li>自己中心的であり、人の気持ちがわからない、それいでいて威張る、というような印象である。</li>
    <li>自分は特別な人間であり、特別な対応をされてしかるべきであると思っている。そして自分の成功や理想に限りない野望を抱き、
    他人から非難されることにたいして強く反撃する。それでいて他人への共感性が低く、自己中心的な部分が見られる。</li>
    <li>自己愛性人格障害のひとは、自分に力があるか、自分に名誉があるか、地位があるか、あるいは他人より優れているか、というこ
    とに夢中になっており、自分がいつもその点において優位でなければ気が済まない。</li>
    <li>自己愛的人格障害者は、自尊心が極めて重要で、あまり根拠がないにも関わらず、自分が他人より優れている、という仮説を持っ
    て生きている</li>
    <li>自己愛的人格障害は、自尊心の調節障害である。</li>
    <li>自己愛的な人は、自分のことについてよくはなずが、それはたいてい自分の能力を高いことを相手に伝えることであり、自慢にす
    ることである。それと同時に、他人が自分に対して嫉妬したり敵意を向けたりすることを報告することが多いものである。</li>
    </ul>
    </ul>
    </body>

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1945年新潟県糸魚川市に生まれる。1968年東京大学文学部心理学科卒業。1976年横浜市立大学医学部卒業、東京大学付属病院分院神経科勤務。1986年国立精神・神経センター精神センター精神保健研究所室長。1994年町沢メンタル・ヘルス研究所開設。1998年立教大学コミュニティ福祉学部教授。現在は精神科医・医学博士、町沢メンタルクリニック院長。
専攻は思春期・青年期精神医学/社会病理学・異常心理学/心理療法・犯罪学。
主な著書として、『ボーダーラインの心の病理』(創元社)、『成熟できない若者たち』(講談社)、『ボーダーライン』(丸善ライブラリー)、『閉じこもるフクロウ』(朝日新聞社)、『あなたの心にひそむ』(PHP研究所)、『こころの健康辞典』、『心の壊れた子どもたち』(朝日出版社)、『臨床心理学』(医学書院)、『ぼくの心をなおしてください』(幻冬社)、『ADHD』、『心の健康ひろば』(駿河台出版社)、『人格障害とその治療』(創元社)。

「2012年 『多重人格とボーダーライン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

町沢静夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×