蟹工船 (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 751
感想 : 108
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578362

感想・レビュー・書評

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  • あらすじがよく分かった。漫画でも十分に理解できるけど、文章で読んだらもっと深く感じ取る事が出来るだろうと思った。

  • 蟹工船とはこういう意味なのか。不勉強でした。これを思えば日々頑張れるかもしれない。

  • 以前映画化されて松田龍平主演で見たのをこのシリーズにも見つけて読んでみた本。

  • 蟹工船での仕事が劣悪すぎる。

  • こうした劣悪な労働環境が、
    たった100年前に存在していたことを知る。

  • まんが 蟹工船 小林多喜二 イースト・プレス

    最も悲惨な物語だと思い最後に読んだのだけれども
    蒲団や阿Q正伝に比べて救いようのなさは少ない
    それだけに主人公のその後や
    二回目のストライキがもたらした社会的な何かがあったのか?
    などなど最後が尻切れトンボな所が残念だ

    著者の多喜二が特高によって拷問死したこともあって
    あまりにも有名な小説であるし
    隔離された環境だと言うことでは
    刑務所や精神病院や修道院や独裁国家と同じ
    密室が故に起こりうる問題を世に問うたのであろう

  • 漫画だとすごく読みやすい。
    本家の蟹工船から雰囲気を少しライトにしてわかりやすくした感じ。
    蟹工船読まないとなー、と思ってる人はこれ読むと良いと思う。

  • ブラックバイトを思い出した。
    社会主義には反対だけど、独裁と暴力にも反対!

  • 漫画なので30分ぐらいでよみおわった、現在でもありえそうな話でとても昔の小説とは思えない話だった。

  • 2013年8月13日読了。プロレタリア文学を代表する作品「蟹工船」を漫画化。非人道的な「蟹工船」で搾取される労働者たち、死者まで続出する苛酷な環境を改善すべく立ち上がるが・・・。マンガで日本文学の古典を読むシリーズらしい、やたら熱い描写と、抑えつけて抑えつけて最後に爆発・みたいな展開は「いかにも熱血少年漫画」という感じだが、マンガだけあって読みやすい。ロシア近海で蟹をとって船上で缶詰に加工する蟹工船は、陸まで輸送している間に鮮度が落ちるという問題と、陸上に工場を建てるとその建設費や税金を国に納める必要があり、かつ労働者の労働条件に気を使う必要があったため、警察の監視も届かない蟹工船の環境はまさに一石数鳥だった、ということはマンガを読んではじめてわかった。

  • 次は小説を読もうと思います。

  • 漫画でならイラストによってイメージしながら読むことができた。
    (想像する余裕はなくなってしまうが)
    資本主義の弊害がよくあらわされている。
    労働者を人として扱われていなかった過酷な時代。
    人が働くとはどういうことかということや
    行き過ぎた搾取は何をもたらすかなど参考となる作品であった。

  • 浅川がムカつく奴で良かった。
    悪役はこうやって描くのかー。

  • 時代は日露戦争後。蟹工船で働く労働者の資本家に対する立ち上がりが描かれた作品。


    やっぱりプロレタリア文学には、すごく重いものを感じるなぁと思った。

    マンガだからか最後の終わりまでもが呆気なく終わってしまったので物足りなく思った。
    原作も気になる。

  • 漫画で読破シリーズは何冊か読んだがこれが一番好きだ。
    絵が迫力があっていい。

    ぬるい時代に生まれた私には想像もつかない程労働者たちが低い地位だった時代。
    団結は力なのであろう。

    原作もいつか読んでみたいものだ。

  • 厳しい蟹漁ってことだけは、なんとなく知ってたけど、缶詰工場まで併設してるとは。
    マンガだと、イメージしやすくて良かった。
    他のまんがで読破シリーズも読みたくなった。

  • これを読んでから原作のほうを読むと背景がよくわかった。
    このマンガは原作をよく再現出来ていると思う。

  • これも30分ほどで読破完了。
    蟹工船の内容はわかっていたが、マルクスの資本論とリンクして面白かった。団結権という考え方の礎となったんだろうか。今の時代ではこのような暴力的な描写が考えられないが、逆に今の時代は無視という虐待があり、それはそれで今の世の中のほうが人間味がないともいえるか。

  • 金持ってることが そんなに偉いのか?

    軍閥支配の進む昭和初期。北洋オホーツクで蟹を獲り缶詰に加工する工場船「博光丸」では、貧しい労働者たちが働いている。不衛生な環境、長時間労働を強制する監督淺川。過酷な環境に耐えきれず、やがて労働者たちは一致団結し、ストライキを起こすが……。「資本と労働」の普遍的テーマを描いたプロレタリア文学の代表作を漫画化!

  • 不当な労働に疑問を抱き、一致団結してストライキを実行する男たちの姿に感動した。これと似た作品で、共産主義と資本主義の対立を扱ったジョージ・オーウェルの『動物農場』を読むと、より理解が深まると思う。

著者プロフィール

1903年秋田県生まれ。小樽高商を卒業後、拓銀に勤務。志賀直哉に傾倒してリアリズムの手法を学び、28年『一九二八年三月一五日』を、29年『蟹工船』を発表してプロレタリア文学の旗手として注目される。1933年2月20日、特高警察に逮捕され、築地警察署内で拷問により獄中死。

「2008年 『蟹工船・党生活者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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