安岡正篤こころを磨く言葉 (East Press Business)

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578409

感想・レビュー・書評

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  • 解説は「まあ…」という感じで、ほぼ流し読み。
    ただ選ばれている文言は良く、参考になった。

    -------------------------------------------------------
    四耐というが、一番難しいのは閑に耐えること。

    世の中には長所が短所の人間があり、短所が長所の人間もある、この短所が長所の人間程偉大なる人物。

    人間の精神というものは、それが低い場合には何かに衝突する。
    (→即ち、意識レベルを上位概念へと高めると、対立は不思議と解決する。これ、小倉広氏のコンセンサス・ビルディングそのものだと思う。)

    人間の顔は、自分の生理・心理のすべての報告書。

    人に嫌われぬための五箇条
    一、初対面に無心で接すること。
    二、批評癖を直し、悪口屋にならぬこと。
    三、努めて、人の美点・良所を見ること。
    四、世の中に隠れて案外善いことが行われているのに平生注意すること。
    五、好悪を問わず、人に誠を尽くすこと。

    生活上の問題に一喜一憂しやすく、特にすぐ悲観したり、興奮しやすいというのは病的で、事を成すに足りない。こういう人は環境に支配される力が強いのであるから、自己の主体性がないのである。
    -------------------------------------------------------

    など。
    一喜一憂しやすい人は環境に支配される力が強く、自己の主体性がないというのは…耳が痛い。。
    非常に鋭い意見である。

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著者プロフィール

明治31年大阪市に生まれる。
大正11年に東京帝国大学法学部政治学科を卒業
昭和2年に金鶏学院を設立。
陽明学者、東洋思想家。
終戦の詔の起草者の一人。
昭和58年死去

著書
『易學入門』『全訳 為政三部書』『東洋思想と人物』『暁鐘』『王陽明研究』『陽明学十講』『朝の論語』『東洋学発掘』『新編 経世瑣言』『新憂楽志』『老荘思想』『古典を読む』『人物・学問』『光明蔵』『政治と改革』『古典のことば』『この国を思う』『儒教と老荘』『旅とこころ』『王陽明と朱子』『人間維新Ⅲ』『憂楽秘帖』『明治の風韻』『天子論及び官吏論』(明徳出版社)

「2000年 『人間維新 III』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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