銀河鉄道の夜 (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 253
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872578669

感想・レビュー・書評

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  • 肉体は
    ここで小さな本を開いているが
    魂は
    言葉が連なった枕木の上を走る列車の中。

    「も、う、す、ぐ、で、
     は、く、ちょ、う、え、き、に、つ、く、よ。」
    窓の外は銀河。

    向かいの席にはもちろんカムパネルラ。

    ああ、また何にも知らないジョバンニが慌てている。

    「この汽車、どこへいくの?」
    >どこへでも行くんだよ。
    「僕達、どこから来たの?」
    >遠くから、
     遠くから来たんだよ。

    切符一枚しか持たない身になって
    僕らの不安は初めて消えた。
    そして
    「本当」がようやく姿を現した。

    賢治が
    ぼんやりとしか描かなかった
    ところどころを、
    漫画では
    はっきり言葉にて突き出してるので
    ちょっとドキドキ。

    初めて列車に乗る人にはわかりやすいかも?
    と、思った。

  • 主人公のジョバンニはある一枚のチケットをもらい、銀河鉄道に乗って旅に出た。しかしその電車は死者を乗せたもの。ジョバンニは生きるものとして特別に乗せられ、「たくさん悩んでますたくさん苦しんで、あらゆる人の一番の幸福をさがす」ことの大切さを教えてもらう。

  • 絵にするということは、イメージを固定するということでもある。
    イメージを固定することでわかりやすくなったり、発見できたりすることもあるが、逆に感じられなくなるものもあるだろう。
    私は、切符をくれた人ってそうだったっけ…という感想を持った。それは、文字で読んだときには気づかなかったことなのか、それとも、この漫画の作者のイメージが投影されたものなのか。

  • [墨田区図書館]

    ふとみた図書館のティーンズ本コーナーで見つけた、「まんがで読破」シリーズ。知る人ぞ知るで有名なシリーズのようだったけれど、これまで知らなかった!のでとりあえず息子が読みそうな「昆虫記(ファーブル)」と「動物記(シートン)」を読ませ、今回が第二弾。

    ちょうど学校で俳句をやったはずだし、と選んだのはこの「おくの細道(松尾芭蕉)」と「銀河鉄道の夜(宮沢賢治)」。「注文の多い料理店」と違って、「銀河鉄道の夜」は結構人の好みが分かれるところ(正直私自身さほど好きではない、「シグナルとシグナレス」よりはまだわからなくもないけれど)だけれど、題名的にも、できれば内容的にも知っておいた方がいいお話だし、まだ"物語"ちっくなのでいいいかと。

    そして銀河鉄道の夜は読んだことがあったはずだけれど、ジョバンニに起こったことまでは覚えておらず、単なる不思議な空想話みたいに覚えていた私は、この本でやっと印象がついた。そうか、冒頭とこの不思議な旅への導入はこういう話だったかな??長い話ではないし、そのうち文字本の方も、最初と最後を読み直してみよう。

  • まんがで読破を読破しようシリーズ。「銀河鉄道の夜」は子供の頃に学研がアニメ映画化した猫のジョバンニのイメージが染みついているけれど、まともに読んだことはなし。
    「ほんとうの幸せ」って何だろう。
    イソップとかでも言われるけど、童話ってホントはおそろしい話ですよね。

  • カンパネルラの利発さと、ジョバンニの快活さ、二人合わされば世界に在って無敵だったろうに…

  • 「銀河鉄道の夜」のストーリーは、孤独な少年ジョバンニが、星祭の夜に銀河鉄道に乗車し、親友カムパネルラとともに旅をするというもの。
    夢と現実が交差する世界観、独特に響く美しいことば、断片的にあらわれる死の暗喩。
    幻想的で謎めいた世界観がまんがによって視覚化されている。

  • マンガで気軽に、善処の道を模索できます。

    賢治の世界観を魅せたこの作画担当者は誰だ。

  • 図書館で借りた本。まんがで読破シリーズ。宮沢賢治の銀河鉄道の夜は好きな本でもある。ジョバンニとカンパネルラの友情、サザンクロス駅に降りる人々、蠍座の話など旅の話も好きだがやっぱり最後に蠍座を見上げる描写が胸を打つ。

  • 宮沢賢治の超有名作品。幻想的な話だと思って読んでみると、やっばり幻想的な気持ちにさせられる不思議な話だった。
    主人公のジョバンニは虐められっ子である日に銀河鉄道に乗車する。初めは楽しんで乗っていたが、死んだ人が乗る列車だという事を分かってしまう。
    切符を渡した謎の男と最後に列車の中でお話して、ジョバンニは銀河鉄道に一緒乗った死んだ親友カンパレルラの分も幸せに生きると言って、列車から追い出されて現実の世界に生きるという話。

    謎の男はジョバンニが現実て生きるのが大変だから、死者が乗る鉄道の切符を渡したのではないかと思う。でもジョバンニは生きる事を選んだので現実に戻されてた。幻想的な話で有名な作品なので、この本で概略をつかめたのはよかった。

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著者プロフィール

大正・昭和時代の詩人・童話作家。岩手県出身。農学校の教師をしながら,詩や童話を書いた。『銀河鉄道の夜』『どんぐりと山猫』等の童話や、詩『雨ニモマケズ』など名作を多数創作。

「2018年 『注文の多い料理店/野ばら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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