学問のすすめ (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 408
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872579093

作品紹介・あらすじ

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり」…人間の尊さを説き、明治初期の刊行後300万部以上の売れ行きを記録、現在も日本人を啓蒙し続ける大ベストセラー『学問のすすめ』-。私たちは何を信じ、何を疑うべきか?自由とは何か?義務とは?独立自尊とは?原著者・福沢諭吉の人生と併せて漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 福沢諭吉の生い立ちがベースとして描かれてて思ってたコンテンツとは違った。
    ただただ見やすかった。

  • 福澤諭吉がこんなに苦労を重ねて偉大な人物に

    なったとは全く知らなかった。

    慶応大学の創始者、1万円札に印刷されている顔

    というほどの印象しかなかった。受験では日本史

    専攻だったのに恥ずかしい・・・。

    福澤諭吉は大分県で下級武士の息子として

    生まれた。小さい頃からその身分による

    差別に悔しい思いをし、いつか必ず地元を

    でていくと決意する。

    そんな中、長崎でオランダ語が話せる人が必要となり、

    諭吉は真っ先に手を上げてオランダ語を必死で

    勉強する。その後大阪にわたり、緒方洪庵の元でも

    オランダ語を学ぶこととなった。そして兄貴が

    死んだのを機に、江戸にオランダ語を教えにいくことに。

    しかしこの時オランダ語がグローバルスタンダードと

    思っていた諭吉はオランダ語が、横浜の外国人居留地では

    全く通じないことに衝撃をうける。そして世界共通言語

    は今や英語であることを知らされる。ここで諦めないのが

    諭吉のすばらしいところ。今度は英語を習得しようと

    必死で勉強を始める。するとオランダ語と文法が似ているので

    比較的簡単に覚えることができた。

    こうして英語を得意とした諭吉は幕府軍使節団のの通訳として

    世界中を飛び回り、世界の文明文化を「西洋事情」という本で

    日本人に紹介した。

    というような話。

    この時代世の中は封建社会で身分が完全に固定されていた。

    生まれた家族によってほとんど運命が決まっていたのであった。

    諭吉はこの不公平に嫌気がさし、自分がこれを破る前例になろうと

    必死に勉強し常識を覆していった。

    普通だったら親や周りに洗脳されて、生まれた時の身分が当然の

    運命だと思うはず。それは大手企業や人気企業に行けば安心だという大学生や

    その親達の考え方と似たようなものであると思う。

    「学問のすすめ」で諭吉が伝えたい事は

    人は生まれながらにして平等であるということ。

    平等になり自由になること。真に自由になるということは独立心

    を持つこと。独立心を持つためには学問が必要であるということ。

    そして学問とは何か。

    学問とは知識の応用と経験。単に教科書を読むことではなく、

    身につけた知識を実際の現場で使い応用していく。

    また真の独立心をもつには判断力も必要。

    自分の能力を常に点検すること。

    能力が低ければ高める必要がある。その方法は

    ①観察
    ②推論

    観察、推論、読書で知識を蓄積し、人と議論して情報交換し

    見識を深める。正しいと思った意見は人前で発表する。

    見識を深めればおのずと自己の判断力も高まる。

    我々は現状に満足することなくより高い精神の段階を

    めざして進んでいかなければならない。

    という感じ。

    なんかこれが人間の真理なのかなーとか思いつつも

    別にこれが正解である必要なんて全くないなーとも感じる。

    やっぱ後悔なき人生をおくればいいんじゃないかな。

    で、結局後悔する理由として学問をしてないとか、判断力がなかった

    とかあるから、福澤さんはこんな風に書いたんじゃないの?

    違うか?

    まーでも偉大である人には変わりないし、説得力もたしかにある。

    この本を大学入学前に呼んでいたらもしかしたら慶応大学

    いってたかもね笑

    ってことでまんがシリーズめっちゃ読みやすくて分かりやすいです!

    ぜひお試しあれ!

  • 大部分は、福沢諭吉の生い立ち=福沢諭吉物語であり、学問のすすめに関する部分は、きわめて少ない。そういう意味では、原著を読まねばならないわけだが、予告編として見てみても、あまりにページ数が少なく、これでは本編に進みたがる読者はあまり出ない気がする。。。

  • 福沢諭吉はめっちゃ勉強する人やった。
    しかも、常識を疑う力と、行動力がある。
    「学問のすすめ」は難しそう…。全部読み切れへんと思う。

  • 福沢諭吉の伝記が7割
    学問のすゝめ3割

    体、知恵、情欲、誠実さ、意志
    この5つが独立と成功の秘訣。

  • タイトルは『学問のすすめ』だけど、内容の約3/4は、福澤諭吉の伝記で、残り1/4で『学問のすすめ』が書かれている。幕末、どのような視線で福澤が世界と日本を捉えていたかが分かりやすく描写されている。幕末と今の日本の状況は瓜二つであり、今の日本の状況を捉えるためにも、『学問のすすめ』はまたとない本。本マンガは、『学問のすすめ』の入門書としては○。

  • o

  • 2018.6.1

  • 10年前発行の文庫本である。名作や怪作を次々と漫画文庫本にしていることを最近知った。どれほどのクオリティなのか、試しに読んでみた。「学問のすすめ」は有名な本ではあるが、実は原作はかなり読みこなすのがむつかしい。ただし、むつかしいのは文体ではない。福沢は、そういう意味では町人も読める文章を目指していたから、読むことはできる。だからこそ、異例の300万部というベストセラーになったのであろう。しかし、内容は思想・理屈を平易に語ろうとしてかえって失敗していると(35年前ほどに読んだ時に)私は思ったものである。むつかしいことを、やさしく語り過ぎたのだ。

    それで、コレを読んでみてビックリ。実は8割は「福翁自伝 青春編」だった。しかも、かなり熟(こな)れている。この分量で生き生きと人物紹介ができているという意味であって、漫画作品としては、もっと展開しないとダメなところは多い。

    それで肝心の「学問のすすめ」であるが、文章の要約と言わざるを得ない。でも、まるきり知らない人には、特に「人はみな平等、頑張れば学問は身を助ける」という単純な内容と思っている人には、「新しい権利意識と、新しい実学を基にした産業国家観に基づいた個人の自立を求めた」福沢の主張が、ヒシヒシと伝わるだろう。どこに強弱があり、何処に問題があるかは、やはり原典に触れないとわからない。

    このシリーズの試し読みの結果。他の作品にも手を出すべきかどうかは、保留にさせて欲しい。もう一、二冊ほどは読まないとわからない。

    2018年4月読了

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA87356114

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著者プロフィール

1935~1901年。豊前中津藩(現・大分県中津市)下級藩士の次男として生れる。19歳の時、長崎に蘭学修行におもむく。その後、大阪で適塾(蘭方医、緒方洪庵の塾)に入塾。1858年、江戸で蘭学塾(のちの慶應義塾)を開く。その後、幕府の使節団の一員として、3度にわたって欧米を視察。維新後は、民間人の立場で、教育と民衆啓蒙の著述に従事し、人々に大きな影響を与えた。特に『学問のすすめ』は、17冊の小冊子で、各編約20万部、合計で340万部も売れた大ベストセラー。その他の著書に『西洋事情』『文明論之概略』『福翁自伝』など。

「2010年 『独立のすすめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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