- Amazon.co.jp ・マンガ (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872579109
作品紹介・あらすじ
貴族階級が支配する19世紀のフランス。愛を知らずに成長した、材木屋の息子ジュリアン・ソレル。かつての皇帝ナポレオンの立身出世に憧れる彼は、持ち前の頭脳と美貌で貴婦人を誘惑し、成功への切符を手に入れるが…。実在の殺人未遂事件を素材に、恋愛心理の分析と政治思想を盛りこんだ、フランス文学の代表作を漫画化。
感想・レビュー・書評
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一言、娯楽としてサイコーにオモロイ。頭脳明晰、容姿端麗の平民の主人公が英雄ナポレオンに憧れて頂点に立とうとする物語。
貴族の男どもが憧れる美人の貴族を誘惑して自分のモノにしたり爽快感ある内容。
オイラもこんな男になりたいがな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランス革命後の貴族社会の退屈、そこでなんとか立身出世を狙うプライドの塊のソレル。愛と欲望と貴族と…いかにもフランス人が好みそうな題材。
このドラマを創っているソレルの突き抜けたプライド、そして愛の無知、設定はまったく違うけどどことなくコクトーの『恐るべき子供たち』のドラマルギーに似てる。 -
誰かが素晴らしいと言っていたので手始めに漫画版を借りた本。
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ジュリアンは愛情の穴埋めをナポレオンへの憧れで代替していたように感じる
ナポレオンのようになりたい、勇気を持って進むんだという強い心を持っていた彼のことを尊敬した
けど、勇気を持って進んだ先に待っているものが悲惨すぎてなんか悲しくなった
でも、これも彼が生きた人生なんだな、とも思った -
勇敢に進んだ主人公。勇気をもらえる。
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素直に面白いと思える作品
権力を得るために平民であるジュリアンがナポレオンに憧れてのし上がってく
いい年齢かと思っていたら23とかで亡くなっててすごい人生だなと思った -
蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか
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タイトルは知っていたのだけど、原作は古典で長いので敬遠していた本が漫画でシンプルにまとめられているのは感謝です。
200年近く前に書かれたとは思えない、今の視点で見てもエンターテイメントとして普通におもしろい。
野心家の下層階級出身の主人公が、頭脳と美貌で上流階級で上り詰めていく話。
嫉妬や策略や野望、そして愛が入り混じる、現代でも変わらずに物語のテーマとして描かれ続けている内容ですね。
古典作品が読み継がれているものには理由があるのだということが分かります。 -
2018年もまもなく半分が終わろうとしているというのに、昨年末に世界の文学作品を読むという決意が、遅々として読み終わりません。しかもその予定作品を差し置いて、その候補に入れなかった『赤と黒』に寄り道してしまいました。しかし、この寄り道は結果的に正解でした。
http://naokis.doorblog.jp/archives/red_and_black.html【書評】『赤と黒 (まんがで読破)』 : なおきのブログ
<目次>
ヴェリエール
レナール家
レナール夫人
ブザンソン神学校
マチルド
真実の愛
2017.04.24 朝活読書サロン
2018.04.11 品川読書会でスタンダールが話題になる。
2018.06.16 読書開始・読了
2018.06.20 品川読書会で持参した。 -
フランス文学・スタンダールの『赤と黒』を手ごろにサクッと漫画で読みたい人用。
野心的でナポレオンを崇拝する青年・ジュリアンの恋愛を描いた作品。ざっくり書くと、家庭教師先の貴族の夫人を誑かすし、秘書として雇われた先の貴族の娘も孕ませる。主人公の支配階級に対する批判の思いが爆発する最後のシーンは痛快。