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本 ・本 (186ページ) / ISBN・EAN: 9784872579116
作品紹介・あらすじ
ある朝、布地屋のセールスマン・グレーゴルが奇妙な悪夢から目を覚ますと、 自分が大きな虫に変身していることに気づく。 突如の異変に家族は困惑するが、グレーゴルが変身した謎を明かそうとする者は存在せず、 奇妙な日常がただひたすら続いていく。 100年以上経た現在でも色あせない、不条理文学の傑作を漫画化
感想・レビュー・書評
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本棚登録しようとして初めて知ったんだけど、この「マンガで読破」シリーズってたくさん出てるみたいですね。ずいぶん前にメルカリで何冊かセットになってたのを見つけて買い、そのままになっていたのでこのヒマなゴールデンウィーク中に一気読みしました。
いやー、気持ち悪い!気持ち悪いし救いがない!父ちゃんひどいし、妹は最初は優しくて兄のためを思って行動するが、結局はひどいし、母ちゃんも何もしてくれんし、みんな酷い。だいたい、何で蜘蛛なん?笑。そこは文学作品なら人生の不条理として描けるところだと思うけど、何せ漫画になっちゃってるんで、気持ち悪くしかなかった。これはやっぱり小説で読むべきですな。でもカフカの世界を手軽に味わえる、、、かな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原作は昔読んでいるのではあるが、奇妙奇天烈な印象だけが残っているだけで、当時は深く考えた記憶がない。
この企画自体にいえる事だが、原作と違うという批判が見受けられるが、そうだとしても、作家自身の生い立ちや境遇、思想や時代背景が、一解釈としてではあるが取り入れられており、その作品を知り理解する上での、あるいは原作への導入書としての役割はそれなりに果たしていると思う。
家族、それを養うということ、職業、そして人間の日常的に持たざるを得ない業について考えさせられる作品。 -
学生時代に読了していたカフカの変身。有名な出だしから始まるグレゴリーの悲しき家族愛の物語。毒親とも言える父親、寄生する家族達に応えようと頑張るグレゴリーの壊れていく精神。自分の幸せを選ばなかった宿命か。最後は虚しさだけで終わる。
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カフカの作品は自己投影が多い。主人公の名前も「ザムザ」とカフカをもじっている。
そういう背景を知って読むほうが作品の価値がわかると思う。 -
ずっと気になっていた小説たが、翻訳モノの小説が苦手でずっと避けていた。
そこに「漫画で読む」というものを見つけたので、とりあえず話の内容だけでも知ろうと読んでみた。
話の内容は、正直言ってよく分からない。
まさに想像の為せる話だと思うが、名作といわれる理由はわかった気がした。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1397774 -
難しい 狂って病んでいるとしか思えない
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まんがで読破、とあるが読破というほどではなく、本当にサラッと読めてしまう。全体のストーリーラインを追うにはちょうどよいかと。マンガにするとどうしても日本のマンガ独特の雰囲気がでて(特に意識し合う男女とか)、なんかすごくコモディティ化した感じだが、画で補い、マンガで魅せるというのは一定の価値があると思う。特に変身とは内容的に相性はよいと思った。
バラエティ・アートワークスの作品





