システムアーキテクト合格論文の書き方・事例集 (情報処理技術者試験対策書)

  • アイテック
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872688245

感想・レビュー・書評

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  • ◆結論 ~ 星の数 ~
    ★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(40%)

    ◆感想文 ~ 読む前、読んだ後 ~

    ◇読む前の感想

     情報処理試験の通信教育で最大手のアイテックのテキストです。午後Ⅱの論文対策のために購入しました。
     実は、数年前にPM(プロジェクトマネージャ試験、通称プロマネ)を受けたとき、同シリーズのプロマネ篇を購入しております。その時、内容が良かったので今回システムアーキテクトを受けるにあたり、購入しました。
     因みに、こんなことを書くのも何ですが、その時のPM試験ですが、落ちました。(汗)

    ◇読んだ後の感想

     高度情報処理の中で、PMやSAは午後Ⅱが論文であるため、それだけで受験を敬遠する人が多いようです。原因は単純です。ずばり、記述式は易しい、論述式は難しい、という思い込みです。記述式は何とかなりそうだが、論述式は何ともならん、という先入観です。

    ※記述式:例えば○○の目的は何か40字以内で述べよ、みたいな問い
    ※論述式:経験を元に1600字以内で述べよ、みたいな問い

     決してそんなことは無い!寧ろ、論述式の方がより鉄板だ!・・・と、この本は訴えています。
     1600字って、あんた、原稿用紙でたった4枚やで!? 言いたいことを一通り言い尽くしたら、4枚なんてあっと言う間やろーが!・・・と、この本は訴えています。
     (実際の表現はこんなに乱暴ではありません、私の脚色が入っています。)

     確かに、1600字で書け、って言われると「うへぇ」って感じです。分かります。以前の私もそうでした。
     ですが、この本の通りにカリキュラムをこなすと、不思議なことに、確かに論述の方が簡単かも?と思ってしまいます。1600字って短いですよ、もうちょっとあっても良いぐらいです。

     そんな訳で、自分の中にある先入観をぶち壊してくれる程の説得力が、このテキストにはあります。
     論文嫌いな人に「論文って鉄板♪」と思わせる程の破壊力が、このテキストにはあります。
     さすが、論文を教える先生が書いたテキストだけあって、説得力のありようって言ったら、この上ありません・・・。

     なお、愚直にこのテキスト通りに論文対策を進めようと思うと、3ヶ月程の期間を要しますので、試験日まで十分余裕を見て購入しましょう。

    ◆オマケ♪
    ◇この本を読んだ人向け、次のステップ

     この本には有難いことに「模範論文」が大量に収録されています。「こんな論文を書けたら合格やでー」という論文です。因みに、同シリーズのPM篇と、このSA篇の違いは、ほぼ、この模範論文のみです。
     まあ、PMだろうが、SAだろうが、論文の書き方(アプローチ、骨子の作り方、思考のまとめ方など)は同じなので、当然と言えば当然ですが・・・。
     かと言って、このSA篇があればPM篇は買わずに済むか、というと、決してそう言う訳ではありません。
     それはそれ、これはこれで買うようにしましょう。

    (参考:評価基準)
    ★★★★★:座右の書である、または、座右の書とすべきである(2%)
    ★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(30%)
    ★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(40%)
    ★★:暇な時間で読めば良い(20%)
    ★:読んでも良いが強く薦めない、他にもっと良い本がある(8%)

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