サロメ図像学

著者 :
  • あんず堂
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本棚登録 : 61
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872823028

作品紹介・あらすじ

運命の女・サロメ。聖書に登場して以来、2000年の歴史のなかで、芸術家の魂を捉え、教会彫刻や絵画に描かれてきた王女サロメの意味を、ワイルドの戯曲やクラナッハ、モロー、ビアズリー、ピカソ他、250点余の図像から読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年「サロメ×ビアズリー」うつのみや妖精ミュージアム企画展
    http://www.fairy-link.net/filename21.html

    サロメ図像学 井村 君江(著) - あんず堂 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784872823028

  • サロメを描いた絵画の移り変わりと、それらを取り巻く社会状況など。図版が豊富で説明もわかりやすかったけれど、欲を言えば絵画はできるだけカラーで見たかったです。しかしサロメを描いた絵をこれだけまとめて見られるのはすごいことかも。時代ごとにサロメの描かれ方や意味合いが変わっていく様子が面白かったです。

  • サロメ勉強のため。

    芸術の知識ほぼない私にはなかなか専門的でとても細かくて分厚い

    でも絵がたくさんでてくるから楽しかった。

  • 2010年6月11日~2010年6月15日 2010年7月5日レポート提出

  • 宇野亜喜良(本棚より)

  • 聖ヨハネの首を自らの踊りの褒美として求めた女、サロメ。
    本書は伝説の中のサロメや史実のサロメ、芸術テーマとしてのサロメをまとめている。
    巻末には、どこの国にどんなサロメが保有されているかをまとめたものもある。


    サロメ好きにはたまらない一冊だと思います。
    有名どころのビアズリーやモローやクリムトのサロメは勿論、ムンクやピカソのサロメも載ってます。
    一部の絵画がカラーでないのは惜しいですが、サロメの辞典として申し分ないかと思います。

  • 古代から現代へと至る、サロメの変貌を、絵画と文学から読み解く。巻末のサロメ絵画の一覧表が感動的。

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著者プロフィール

英文学者・比較文学者。明星大学名誉教授。うつのみや妖精ミュージアム名誉館長。金山町妖精美術館館長。著書に『妖精学大全』(東京書籍)、『ケルト妖精学』(筑摩書房)、『帰朝者の日本』(東京創元社、近刊予定)、訳書にW・B・イエイツ編『ケルト妖精物語』(筑摩書房)、ウィリアム・シェイクスピア『新訳 テンペスト』(レベル)、アーサー・コナン・ドイル『妖精の到来――コティングリー村の事件』(アトリエサード)ほか多数。

「2021年 『コティングリー妖精事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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