どろぼうの神さま

制作 : Cornelia Funke  細井 直子 
  • WAVE出版
3.67
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本棚登録 : 1517
レビュー : 229
  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872901177

感想・レビュー・書評

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  • 話としては面白かったんだけれど、やっぱりスキピオは子供が大人になっただけなので考え方が子供じみている。後先を全く考えていないところをみると、プロスパーのがずっと大人の考えを持っている。まだ5歳だから仕方ないけれどボーみたいな子は好きになれない我儘つのが強くあって(でも子供ってあんなものなのかもしれない)ただ得スターおばさんのところから逃げてきて映画館のなかで ヴィクトールにいった一言は本当にお兄ちゃんがすきなのだなとかんじた。またいつか続編はないだろうけれどプロスパーとカテリアは恋人同士になるのではないだろうか・・・と私は想っているしヴィクトールとイダも結婚するのではないかな〜と想ってる(^_^)そしてスキピオは一回は後悔するはずだ「子供にもどりたい」と急に子供だったのに大人になったつまりは過程が(大人になるまでの)できていないのだから、いずれプロスパーたちが大人になったときに、スキピオはみじめな気持ちになると思う。エスターおばさんいついては、子供をペットかなにかと勘違いしてるとしか思えなかった。プロスパーがいればボーも道を外れるようなことはないだろうと思う。そしてこの二人は成長するにあたってモテることだろう。

  • ヴェスペの女言葉は不自然(これのために現代の物語ではないという印象を与える)だがそれを除いては良訳。
    世に抵抗して生存のために作り上げた箱庭をそれぞれが出て行くまでの物語。ヴェスペはウェンディの呪われた系譜の血を引く娘であり、彼女はそれを非常にシニカルに深く理解している。他より抜きん出て老成せざるを得なかった彼女のことばがしばしば他を凡て圧倒するのは当然のこと。
    メリーゴウランドは時間と空間を飛び越える移動装置として時折文学に存在するがこれもまた。
    子供時代、少年時代の凡てを自ら喪うことでしか得られなかった自分自身を、かれは引き受けてゆくだろうし、その悲劇性に気づくにはあと十年はかかるだろう。

    希望と絶望のせめぎあう、怜悧な残酷なものがたり。この作品に二次創作が多いのは当然。キャラクターそれぞれのこれからに強く思いを馳せざるを得ないものがたり。

    子供たちのうちただの一人も死なずに済んだのは作者のやさしさだろうか。

  • どろぼうの神様の正体がわかったとき、ひどく切なかった。途中まで、「黒い兄弟」のような話かしらと思っていたのに、途中からファンタジーになってビックリ。大人になるということを考えさせられる話だと思う。(◆)

  • 子供になりたかった大人と、大人になりたかった子供のお話。
    読んだ後のほっこり感は最高です。

  • イタリアの泥棒の神様は実は子供
    ある日、すごい泥棒の依頼がきます。

    子供心を思い出させてくれる1冊です

  • みなしご達、そのみなしご達の中心的存在の少年、彼らの仲間入りをする兄弟、その兄弟を捜す探偵。「子供」と「大人」の話。

    早く大人になりたい。自分が子供だった頃は、そういうことはあまり考えていなかったような。老人になるまで生きていたとしたら、もう一度子供に戻りたいと思うんだろうか。そんなことをふと考える本だった。

  • ヴェネツィアへ行きたくなりました。いっぱいいっぱいの夢があって。嫌な現実が垣間見えるんですが、それを打ち砕くファンタジー!すごく面白かったです!

  • 水の都ベネチアを舞台に、こどもたちが知恵をしぼって自分たちで生きていこうとするお話。
    あなたは早く大人になりたいですか?
    それともずっと子どもでいたい?

  • 某ネガメ少年よりも(以下略)。
    子供よりも大人のほうが読むべきか…?

  • 子供でも大人でもどっちをとっても生きるのはむずかしい。君は僕の神様だったよ、スキッピー。

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著者プロフィール

1958年ドイツの西部、ヴェストファーレン州の町ドルステンに生まれる。ハンブルク大学で教育学を修め、卒業後、教育者としての仕事のかたわら、専門大学で本のイラストレーションを学ぶ。当初は子どもの本のイラストレーターとして出発。28 歳の時からは自分で文章も書くようになり、
以後フリーのイラストレーター、作家として活躍している。ドイツでもっとも著名な児童文学作家の一人であり、ウィーン児童文学賞、チューリヒ児童文学賞などこれまでに数多くの児童文学賞を受賞している。
著書に『どろぼうの神さま』『竜の騎士』『魔法の声』『魔法の文字』『魔法の言葉』『鏡の世界』(WAVE出版)などがある。

「2016年 『ゴーストの騎士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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