貧乏神髄

著者 : 川上卓也
  • WAVE出版 (2002年9月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872901368

作品紹介

生きることにすら効率を求めて、何が生まれるのか。時間の自由、心の自由を求めて。

貧乏神髄の感想・レビュー・書評

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  • 特にきわだった内容もなく
    役にたったのは土鍋でごはんを炊くテクニックくらい

  • この本は片山廣子さんの言う、ピンク色の貧乏。
    小麦粉からうどん、パスタまで作り、テレビも冷蔵庫さえも捨ててしまう著者。かといって、貧乏な惨めさは微塵も感じられない。むしろ、貧乏万歳って叫びたくなるような底抜けの明るさが伝わってくる。
    何が必要なのか?
    貧乏じゃなくても考えなくちゃいけないことだけど、貧乏を通してそういう豊かさを考えられる。
    お金がなくても、物がなくても、いや、かえってないほうが、豊かにくらせるのかもしれないなぁ。

  • 10年ほど前の本。貧乏という言葉が繰り返し出てくるが、読み終わる頃には何か別の意味や読み方を持っているのでは、というほどに輝いてくる。
    100円ショップは醜悪なバザールで、お金を捨てに行くのと同じだと。
    東京への古本購入の旅がとても素敵だった。そしてそこで買った缶のお茶に、「悲しさをお金で買ってしまった気がしました」…。
    缶のお茶にかぎらず、悲しさをどれだけお金で買っているだろうか。

  • http://taku3.jh.net/binbo/

    コメは土鍋で炊く 
    保存食 乾飯、塩漬け肉、自作のイカの塩辛
    無冷蔵庫生活
    缶詰
    洗濯機の稼働率を下げる 水の浪費

    軽トラック一台分まで荷物を減らす
    プラスチックは捨てろ

  • 凄く面白かった!
    物に対するこだわりときちんと丁寧に生活すること等共感ポイントいっぱい。貧乏貧乏書いてあるけど、物がない不自由さを楽しめる人といった感じ。

  • 全日本貧乏協議会を設立し、Web会報誌「耐乏PressJapan」を発行している著者。

    貧乏と"貧乏くさい"生活を、明確に切り分け貧乏な生活を提唱している。真の貧乏とは本質を掴む行動で、見せかけの安さに踊らされた物質中心の貧乏くさい消費生活とは、明確に異なると言っている。
    田中康夫のなんクリこそが、貧乏とは対極にある 貧乏くささ の象徴であるとした書評は秀逸。

    筆者は明るく楽しい貧乏を提唱。

    なぜ貧乏に降り立つべきなのか?答えはいたって簡単で、「遊びながら暮らす」という人間本来のあるべき姿を求めているに他ならない。

    自分を測るものさしは世の中であり、不満はあっても危機感は皆無。まさにぬるま湯。常にまわりをキョロキョロ見渡し、自分に足りないものを消費で補う。やがて人は考えることを忘れ、一億総貧乏時代の幕が開けた。

    ある日突然、ふと気がつく。周りがみんな、同じような格好をして同じような曲を聴いて同じような髪をして同じようなテレビを観て同じような雑誌を読んで同じような会社に行って同じような店に行って同じような愚痴をこぼして同じような眠りについて同じように死ぬ。

    今の世の中あまりに個がない。

    いつまでも消費中心の生活を続けていては、貧乏くささの中から脱却できない。消費することは自分が消費されてしまうことにも繋がる。消費社会に自分を消費させない、消費されない自分とは消費しない自分でもある。

    貧乏は時間をつくる。貧乏によって衣食住に関する出費を最低限に抑えれば、必要なお金は少なくなり自分を切り売りする時間も少なくできる。
    貧乏は、自分自身のために使う時間をより多く得ることが叶う暮らしなのだ。

    時間の自由は心の自由を生む。

    世の中には、失業しても住んでいる家賃15万のマンションを維持できるだけの職を再就職先に求める人が多くいるという。自分の生活を最低限にすることができていれば、それに見合う仕事を探すことも難しくはない。会社がらみの悩みをかかえて自殺してしまうようなことは、貧乏人には無縁なのだ。

    ...しかし、都会を知ってしまうと、なかなか田舎だけで暮らすのは難しい。

    以下、メモ。

    <貧乏と食と手間>
    最大限の努力と最小限の出費でも食を楽しむことはできる。貧乏を支える基礎技術は、自分の腕を磨いて旨いものをつくるというわかりやすくて安上がりな手段だ。
    賞味期限なんてものは気にするから腹をこわすという説もある。
    貧乏であると道具をつくることにすら最小限を求めなければいけないから、本質を掴まなければ無駄が生じる。

    コンビニと貧乏人の間には 手間 をキーワードとする大きな溝がある。コンビニの便利さを提供するという手間の代償に、購買者はバカ高い価格で物を買わされている。

    貧乏不足がコンビニに走らせる。

    日頃から消耗品の在庫を確認し、臨機応変を心がけていれば、コンビニで雑貨を買う必要はなくなる。生きるための雑用すらこなせない無精者は、貧乏失格と言える。
    しかし、コンビニという有料冷蔵庫を利用してくれる金持ちのおかげで、公共料金の支払い、トイレ、雑誌の立ち読みなど貧乏人も少しはおこぼれにあずかれる。

    <貧乏と身軽な生活とモノと持たないということについて>
    思い出はものではない。身軽な生活をするためには、まず余計なものは持たないことだ。卒業アルバムなども、その卒業アルバムに価値を見いだせるのは、自分と名簿業者だけ。学校での思い出の場所とは、教師に見つからないような場所ではなかったか?そのような場所は、卒業アルバムの写真には写っていない。
    卒業アルバムを捨てるということは、スペース的には大したことないが、捨ててしまえば、非常に大きな勢いがつく。
    卒業アルバムを捨ててしまったら、あとは小物を段ボールにつめて押入れにしまう。二週間段ボールを開けなかったら、それは使わないものだ。

  • 川上卓也著「貧乏神髄」WAVE出版(2002)

    全日本貧乏協議会の会長として、活動している著者。私と同い年にも関わらず、自分なりの哲学をもって生きているというところは非常に同感できるところであり、興味をもって本を手に取った動機になりました。

    *貧乏は時間がつくれます。時間は自分のために使うことで最もその力を引き出せるのです。自分の時間が持つ価値を最大限にまで磨き上げ、一点に注ぎ込むことは消費では逆立ちしたって得ることにできない個を創造する力になります。貧乏は時間をつくり、時間は自分を作り育てるのです。
    *人間が生きる上で最も必要とするのは食です。食うことは生きることですから食生活で満たされるのが腹だけというのでは、心の中に寒風が吹き込み荒むことになります。貧乏を楽しくいい抜くには食べる楽しさ、心を豊かにしてくれるような食事が不可欠です。そして食の楽しみは人生の楽しみでもあります。何のために生きるのかは人それぞれに理由はあります。しかし、目指すものがなんであれ、食をおろそかにしてしまっていては、生きることの支えを失い、自分の目的すらも失いかねません

  • ちょっと期待していたんだが・・・・期待しすぎだったか。
    貧乏自慢を期待していたわけじゃない。僕の期待は、いわゆるハウツウを含めての精神論だったわけだな。
    そして著者の主張は、僕の期待じゃなかったわけだ。

    その1
     タバコなんかすうなよ。
    その2
     100円ショップにも、優れものは沢山あるぞ。
    その3
     行きつけの喫茶店なんて、なんであるんだ?

  • 哲学がある。同意できないところもあるが、否定的な気持ちにはならない。ハウツー本でもあり読物としても非常に良い。ウィットにとみ底流には切なさを感じる。

  • 100円ショップについてとプラスチックの物については、そのどちらの恩恵も受けている私としては耳が痛いというか言い過ぎでは?と思う。とはいえ潔くどちらの使わない(魅力を全く感じないんだろうな)姿勢は見習いたいとは思う。
    特に食に関する箇所は参考になる。粉もののレシピとか。

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