- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872901368
作品紹介・あらすじ
生きることにすら効率を求めて、何が生まれるのか。時間の自由、心の自由を求めて。
感想・レビュー・書評
-
・『自分のやりたいことに対して思う存分に打ち込める場所を見つけられたなら、今すぐにでもとんでいけるくらいの身軽な生活でなければ、貧乏の面白味は半減してしまうのです』
20年以上前の本だが、今で言うミニマリストと通じる部分が多くあるように感じた
・人によっては説教くさく感じられるかも…?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特にきわだった内容もなく
役にたったのは土鍋でごはんを炊くテクニックくらい -
この本は片山廣子さんの言う、ピンク色の貧乏。
小麦粉からうどん、パスタまで作り、テレビも冷蔵庫さえも捨ててしまう著者。かといって、貧乏な惨めさは微塵も感じられない。むしろ、貧乏万歳って叫びたくなるような底抜けの明るさが伝わってくる。
何が必要なのか?
貧乏じゃなくても考えなくちゃいけないことだけど、貧乏を通してそういう豊かさを考えられる。
お金がなくても、物がなくても、いや、かえってないほうが、豊かにくらせるのかもしれないなぁ。 -
10年ほど前の本。貧乏という言葉が繰り返し出てくるが、読み終わる頃には何か別の意味や読み方を持っているのでは、というほどに輝いてくる。
100円ショップは醜悪なバザールで、お金を捨てに行くのと同じだと。
東京への古本購入の旅がとても素敵だった。そしてそこで買った缶のお茶に、「悲しさをお金で買ってしまった気がしました」…。
缶のお茶にかぎらず、悲しさをどれだけお金で買っているだろうか。 -
http://taku3.jh.net/binbo/
コメは土鍋で炊く
保存食 乾飯、塩漬け肉、自作のイカの塩辛
無冷蔵庫生活
缶詰
洗濯機の稼働率を下げる 水の浪費
軽トラック一台分まで荷物を減らす
プラスチックは捨てろ -
凄く面白かった!
物に対するこだわりときちんと丁寧に生活すること等共感ポイントいっぱい。貧乏貧乏書いてあるけど、物がない不自由さを楽しめる人といった感じ。 -
川上卓也著「貧乏神髄」WAVE出版(2002)
全日本貧乏協議会の会長として、活動している著者。私と同い年にも関わらず、自分なりの哲学をもって生きているというところは非常に同感できるところであり、興味をもって本を手に取った動機になりました。
*貧乏は時間がつくれます。時間は自分のために使うことで最もその力を引き出せるのです。自分の時間が持つ価値を最大限にまで磨き上げ、一点に注ぎ込むことは消費では逆立ちしたって得ることにできない個を創造する力になります。貧乏は時間をつくり、時間は自分を作り育てるのです。
*人間が生きる上で最も必要とするのは食です。食うことは生きることですから食生活で満たされるのが腹だけというのでは、心の中に寒風が吹き込み荒むことになります。貧乏を楽しくいい抜くには食べる楽しさ、心を豊かにしてくれるような食事が不可欠です。そして食の楽しみは人生の楽しみでもあります。何のために生きるのかは人それぞれに理由はあります。しかし、目指すものがなんであれ、食をおろそかにしてしまっていては、生きることの支えを失い、自分の目的すらも失いかねません -
哲学がある。同意できないところもあるが、否定的な気持ちにはならない。ハウツー本でもあり読物としても非常に良い。ウィットにとみ底流には切なさを感じる。