『資本論』も読む

著者 :
  • WAVE出版
3.14
  • (1)
  • (7)
  • (33)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 81
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902402

作品紹介・あらすじ

高校時代からの野望を胸に、歴史的大著への飽くなき挑戦。闇雲に読み、いよいよわからないと苦しんでいる様をありのままに書いた、読むことの格闘の記録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • この本はいわゆる資本論入門などといった、資本論の解説本ではなく、資本論がわからないと言いながらも独自の読みと考察を重ねていく本だ。
    だから当然資本論とは関係のない部分もあり、一見するとなんだこれは?と思ってしまうのだけれど、根幹にはちゃんと資本論があり、わからないなりに読み、考えているので何となく資本論がぼんやり見えてくる。
    それにしてもなぜそのようなちょっとふざけた本が面白いのだろうか。それは宮沢章夫の文章が上手いからだ。比喩、考察、起承転結、それらが上手く、面白く書かれている。だから資本論をわからないと言いながら書いてる本が面白いのだ。

  • タイトルは正しい。<『資本論』"も"読む>作者の身辺雑記が章ごとに付記されていて、読者は『資本論』も読む作者の日々を読む。――本文より引用いま『資本論』を読むことはあきらかに野望である。だが、困ったことに、『資本論』を読むことでどこに約束の土地を求めていいかよくわからない時代だ。その果てになにがあるか。ないのかもしれない。だが、だからこその野望ではないか。――私にその果ては見えなかった。(ま、私が『資本論』を読んだわけじゃないから当然だ)

  • 『『資本論』も読む』。『資本論』は読まない。
    まだまだ途中。たま〜に面白いところがある。
    マルクスがディオニソス的なのかどうかは、まだ分からない。

  • 劇作家・宮沢章夫が、あの「資本論」を読みながら悪戦苦闘しながらも、その文章の味わい深い書きっぷりにずぶずぶとはまりこんでいく様を綴った、ドキュメンタリー。ちなみに3年分の連載が一冊にまとめられていて、ようやく第一巻が終わったようです。この本はマルクスの入門本ではありません。
    とはいえ、随所に宮沢氏ならではの視点でマルクスが凝縮されています。
    「商品の命がけの飛躍」…過酷な市場に放り込まれてこそ(つまりアウェーで闘ってこそ)、商品は商品として輝きを見せるということ。「働き者」…労働力が商品だとすると、「良い商品」という意味と理解される切なさ。
    資本論のいい所取りしようと思って読み始めた私でしたが、そんな私の姿勢が恥ずかしくなります。とは言え、引用文を理解しようとしただけで何度も挫折してしまった私。宮沢氏に寄り添って、私も読み終えることができるのかどうかは、不明です。
    ところで、リンネルって、何ですか??
    2006.04.09-2007.10.15

  • なんだか小難しい・・・。理解できず。膨大な引用で韜晦しつつ読めない言い訳がずらずらと続く。難解な言葉をマッチポンプ的にもてあそび、意味が解体してゆく。言葉がつるつると脳みそを通り過ぎた。せめて"資本論"全てを読了して欲しかった。超スピードで概観したなら、別の地平が見えたと思う。"資本論"がますます遠くなる。

  • 2005 結局読み終わってねー

  • 宮沢章夫は面白い。資本論の事は全く理解できないが、その過程を楽しむコラムとしてたまらなく面白い。

  • 『資本論』読んだことないです。そのほかのマルクスの本も。いちおー西洋史専攻だったんですけどね。
    聖書とかコーランとか,そういうのを1年ぐらいかけて読んでみようかな。アルチュセールもね。

  • 2006/05/08

  • マルクスの「資本論」を今この時代に読み直してみた宮沢氏の、悪戦苦闘ぶりを綴った読書ログ。固いだけで終わりそうな題材も、曖昧で心地よい停滞感で包み込んでしまうところが宮沢流。このまわりくどさとボリュームは癖になる。

全13件中 1 - 10件を表示

『資本論』も読むのその他の作品

宮沢章夫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
宮沢 章夫
カズオ イシグロ
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする