新装版 魔法の声

  • WAVE出版
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本棚登録 : 605
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902822

作品紹介・あらすじ

少女メギーの父モーは、物語の登場人物をこの世へ呼び出す魔法の声を持っていた。9年前、その声に呼びだされてしまった登場人物と引き替えに、母親が物語の世界に消えてしまったのだ。物語から飛び出た悪者に、父と叔母とともに連れ去られたメギーは、悪と立ち向かうはめに。名作冒険小説がたくさん出てくる「物語」をめぐる冒険ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 細かく章立てされて、次々にストーリーが展開して、ワクワクしながら一気に読めた。児童文学だが、都合の良すぎる展開はなく、むしろ、終始一貫してシリアスな状況が続く…。本への愛に満ちていて、本好きには共感できる箇所が多いと思う。物語って、言葉って、文字って素晴らしいと再確認できる物語。これから続編を読むのも楽しみ!!

  • まぁまぁおもしろかった。読み続けようと思うまで半分以上かかったかな。
    ブクログのオススメで読んでみた。

  • メギーが気が付くと庭に誰かかが立っていた。この夜の雨の中、泥棒じゃないかしら?メギーはそう思い、父親にそういうと、あれは泥棒じゃない、私に用があるのだ、といってその男に会いに出た。やあホコリ指!、そう父親は言った。その時からメギーは本の不思議な世界へ誘われた。600ページを超える厚いい本だが、細かく章立てされているし、なんといっても、次はどうなるのかとお話に入り込んでしまうので、それほど時間がかからずに読んでしまった。大人でも面白かった。魔法の声、魔法の文字、魔法の言葉の三部作の第一作。

  • 僕はあまり本を読むことがありませんでした。その時の僕は20pから30pで飽きていました。ですがこの本を読んだとき違いました。飽きるどころか「読みたい!」「続きが読みたい!」という暇さえあればその本を読んでいました。この本に出合えてよかったです。

  • 朗読と声
    物語の世界

  • 読んだことをすっかり忘れていての再読。

    物語の中に入れたら…。
    物語の登場人物がここにいたら…。

    本好きなら考えたことがありそうなことを、こんな形で作品にまとめあげる筆力に感嘆。

    久々に読み返して、主人公の女の子が割とおバカさんだなと気付いた。
    本が好きで色々と読んでいれば、もう少し慎重にも思慮深くもなりそうなものだが。
    12にしては、聞き分けが無さすぎるというか思慮に欠けるというか…。

  • 映画が好きで(ほこり指のポール・ベタニー がいいのだ)、英語版を読んだ。和訳されていたとは!

  • ファンタジー小説と思って読んでいたが、ファンタジーというよりもサスペンスのジャンルに入るのではないかと思う。現実を舞台にしているので、思ったよりも小さくまとまってしまって、期待を越えなかった。

  • 少女メギーの父モーは、物語の登場人物をこの世へ呼び出す魔法の声を持っていた。9年前、その声に呼びだされてしまった登場人物と引き替えに、母親が物語の世界に消えてしまったのだ。物語から飛び出た悪者に、父と叔母とともに連れ去られたメギーは、悪と立ち向かうはめに。名作冒険小説がたくさん出てくる「物語」をめぐる冒険ファンタジー。

  • ン~まあまあ

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著者プロフィール

1958年ドイツの西部、ヴェストファーレン州の町ドルステンに生まれる。ハンブルク大学で教育学を修め、卒業後、教育者としての仕事のかたわら、専門大学で本のイラストレーションを学ぶ。当初は子どもの本のイラストレーターとして出発。28 歳の時からは自分で文章も書くようになり、
以後フリーのイラストレーター、作家として活躍している。ドイツでもっとも著名な児童文学作家の一人であり、ウィーン児童文学賞、チューリヒ児童文学賞などこれまでに数多くの児童文学賞を受賞している。
著書に『どろぼうの神さま』『竜の騎士』『魔法の声』『魔法の文字』『魔法の言葉』『鏡の世界』(WAVE出版)などがある。

「2016年 『ゴーストの騎士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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