本当は知らなかった 日本のこと

  • ミシマ社
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本棚登録 : 55
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902877

作品紹介・あらすじ

日本は「美しい国」? それともスバラシイ国? 1945年から2006年まで61年間の出来事を中心に、鳥越俊太郎が日本の歴史を解説。漫画家、しりあがり寿によるマンガやコラムも収録する。

感想・レビュー・書評

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  • たまたま図書館で見かけて、鳥越俊太郎としりあがり寿の組み合わせが気になって借りてみた。2006年に上梓されたものであるため、若干情報が古いけれど、明治から現在までの日本をとりまく歴史の流れが分かり易く解説されていた。特に、鳥越さんが生まれた後の時代は、著者本人の実感も含めて語られるていることから、読み易いながらも、読み応えがあった。図や表や地図は一切使わずに、文章だけでここまで歴史の流れが語れるってすごい。章と章の間に挿入されてたしりあがり寿さんの漫画もとても奥深くてよかった。(特に「実」の話とか。。。)歴史の教科書もこんな風だったらもっと面白いだろうなぁと思った。

    郵政民営化など、政治経済のニュースの裏にある国と国の間の駆け引きなど、メディアの表層に出てこない事情を知ろうとする努力をしていかないと、気がつかないうちに他者の意見を鵜呑みにするようになってしまい、メディアや世の中の雰囲気に流されてしまうなぁと思った。

  • 過去の積み重ねがあって今がある。うんうん。しりあがりさんの漫画が非常に考えさせられる内容だった。

  • 鳥越さんの文章が読みやすく、知りたかった内容が多く良かったが、
    しりあがりさんのマンガがさらに良かった。
    鳥越さんの強さ(というのかな?明晰さ?)と、しりあがりさんの無常感が混ざって
    世の中の複雑さをより反映しているような気がした。

  • 日本を知る上で「歴史観」を最重視する著者。内容はというと、次から次へと話題が変わって、ジャーナリストが書いた本という感じです。でも一つ一つの話題に、過去からの縦の繋がりがあることを実感できる説明でした。

  • 日本人であるために。

    自分の国のいきさつを知ろう。

  • 本当の意味でのボーダレス、グローバル化がすすむ昨今で、私を含めて、一番日本人に抜けているのが、歴史観ではないでしょうか。近代・現代史を知ることで、他国との関係も、また世界のあちらこちらで起こる紛争の流れも概略掴めます。海外の人と話をしたりすると、若い方でもしっかりと国際情勢・歴史・宗教・文化等々に対して、こちらの意見を求めてきます。そんなことを考えるきっかけにするにはとても良い本だと思います。

  • 日本に疎いので、勉強しようと思って読みました。やっぱもっと日本を知るには
    歴史を勉強せねばと深く実感

  • 現在ニュースなどで話題になっている様々なことの背景がわかる1冊♪<br>
    明治維新後の日本の歴史から各国の際どい関係まで納得できました。<br>

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著者プロフィール

1940年福岡県生まれ。京都大学文学部卒業後、毎日新聞社に勤める。毎日新聞大阪本社社会部、東京本社社会部、テヘラン特派員、「サンデー毎日」編集長を経て、1989年よりニュースキャスターに。2001年4月「日本記者クラブ賞」受賞。2004年「警察の裏金」シリーズ特集の放送に対して「ギャラクシー大賞」を受賞。「スーパーモーニング」コメンテイター、関西大学客員教授。

「2006年 『本当は知らなかった日本のこと 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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