マリー・キュリー―フラスコの中の闇と光 (グレート・ディスカバリーズ)

制作 : 小川 真理子  小川 真理子  竹内 喜 
  • WAVE出版 (2007年5月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872902891

作品紹介・あらすじ

科学者としてのキャリアと家庭の間で悩み、研究を続けるための予算獲得に苦心し、男性中心の科学界で奮闘するマリー…。「キュリー夫人」という神話に隠された、真のマリー・キュリー像が浮かび上がる。

マリー・キュリー―フラスコの中の闇と光 (グレート・ディスカバリーズ)の感想・レビュー・書評

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  • 289.3-ゴル 300175619

  • 二番目の姉と母の死。ポーランド人でありながらロシア当局に従わねばならなかった二重生活。
    幼い時のつらい体験と学ぶことの飢えが、二度ノーベル賞を受賞したキュリー夫人を誕生させた。

    しかし、名声を浴びるようになってからも決して、明るい生活であったとはいえない。

    自分のトラウマ故に感情をしまい込み、父を失った娘の気持ちに気づかない。そえゆえに子どもは親の親代わりとなり、マリー・キュリーの同僚権友人的役割を負わねばならなかった。

    何事も男性優位の社会。科学アカデミーも同様で、たとえ実績があっても自立した女性であるゆえに、攻撃される。

    しかし、現代もまだまだ似たような状態が多いのではないだろうか。

    彼女が科学を研究することをよりどころとして、この重い境遇を生き抜いたように、私もまた、何か学び探求するものを糧としていきたいと思う。

    そして、女性が母としての役割を負うことが出来るのは素晴らしいが、決してそれを強要する社会出会ってはならないと彼女の生涯から感じた。

    トラウマがあるゆえに、母としての役割を果たすのが難しい人がいるならば、それを無理にもとめず、社会全体で育児をサポートできること。

    女性であっても研究者として才能を伸ばせるならば、子育ても研究も支援できる体制を整えること。

    もしこれらがマリー・キュリーの生きていた時代に備わっていたら、彼女はもっと幸せに生きられなだろうと思え、無念でならない。

  • キュリー夫人・・・そもそもなぜ「夫人」なのか、そのなぞが解けました。
    人生の光しか書かれていなかった彼女の、暗澹たる影をみて、女性の社会進出のパイオニアとして、尊敬の念を深くしました。

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