- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872903256
感想・レビュー・書評
-
妖精の女王ポティラと、ポティラを助けた人間の少年アーサーの冒険ファンタジー。すごく読みやすくてあっという間に読み終えました。ちょっと生意気で高飛車な、いかにも女王らしいポティラが魅力的。子供向けファンタジーだけど、環境問題や"若さへの執着"などもストーリーに織り込まれた深いお話でした。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
18:内気なアーサー少年が、妖精の国から放り出された女王ポティラと出会い、ともに妖精の国を奪還する物語。子ども向けのファンタジーとしても魅力的ながら、環境問題や人類の負の側面に触れているとも思えるシーンもあり、興味深く読めました。
いやな感じの親戚が登場するのは海外児童文学のお約束? -
森の中にある妖精の丘が何者かに襲われ、妖精の女王ポティラは大切な帽子を奪われてしまう。偶然出逢った人間の少年アーサーと共に、妖精の丘を取り戻す冒険が始まる。
フンケの作品にしては短めのお話。そのため、始まったと思ったら終わってました。でも基本をしっかり押さえた造りになっているので物足りなさは感じさせません。気位の高いポティラ、臆病なアーサー、乱暴ものの双子などキャラクター造形の妙も相まって楽しく読めます。
ただフンケの書き方なのか翻訳の具合なのか、他の作品でも出て来る人物がみんなイライラしているように思えるんですね。買い言葉に売り言葉の丁々発止てな感じで。そこが読んでいて、ちょいとしんどいんですけどね。 -
他の作品より短い分シンプルなお話。双子がいい味出してる。
-
とても好きな作家の本です。
謎の男に襲われ、赤い帽子を奪われ、魔法を失くしてしまった妖精の女王ポティラ。靴下に入れられ、投げ捨てられたところをみつけたアーサーは、人形だと思い家に持って帰ったら動き出した。
近くに住む、赤い髪の少女エスターとともに、妖精の世界にいって、謎の男から帽子をとりかえし、森を取り戻す手助けをすることに。
ポティラが女王だからか、とても強引で、アーサーに助けてもらっているのにお願いの言葉はなく、いつも命令口調。
でもなによりも森の皆のことを考えていて、憎めない。
意地悪な双子と絡む人間の世界、そして妖精の世界へと、読み出すと止まらない。
最後のお願いが、ほんわかした気分になりますね。 -
ドイツの児童文学。
時間泥棒って、モモじゃん!と思って読みましたが全く関係なかった冷や汗
すんごくドイツ語の言い回しっぽいセリフばかりほっとした顔(当たり前あせあせ(飛び散る汗))
ストーリーも、なんとなく、ぽい。
どことなく児童向けといいつつも自然と人間の関係について訴えているような気がした。。
こういう視点で研究したら面白いだろうな。
誰かしてくれないかなぁ牡牛座 -
わ!「どろぼうの神さま」のひとじゃん!!おもしろいかなー と期待してたのですが
うーんちょっとイマイチかなあ
あっ!と驚く展開もないし、目新しい話とか魅力的なキャラクタもいなかったし・・
わたしの好物の双子が出てるのに、すごいやなやつで、ダブリングっていう怪物として描かれてるのが、なんというか新鮮でした