大恐慌でもあなたの資産を3倍にする投資術

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  • WAVE出版
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872904079

感想・レビュー・書評

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  • 今後の経済について悲観的すぎる感じもするがワーストシナリオとしてはありうることだと思う。

    これからはお金だけを追求するのではなく時間を余暇や趣味などに使って他の楽しみを見出そうというのは不況になったからそうすべきではなく、終身雇用が崩れたときから選択肢が増えたことによると思う。

    あくまで資本主義においてはより付加価値の高いサービスを提供し経済を発展させることが必要でありそれにおいてお金を追求することは悪ではなく自然である。

    それが不況で難しくなったから諦めるのではネガティブな生き方になる。

    あくまでポジティブに仕事の生産性を上げてクリエイティブな作業に使える時間を増やす工夫が資本主義にとってもまた個人の人生の充実においても一番重要である。

    そういう論調であればよかったと思う。

  • 印象としてとても読みやすい本だった。
    経済・投資をわからない人でもよんでみる価値はあると思う。

    最終章では著者が言いたかったことがちゃんと書いてある。
    お金のアンカーと幸せのアンカーの話である。

    幸せとお金は全く別物である。極論をここで展開するつもりはない。
    ただ、あなたはお金がなくてもただただ幸せなはずなのだ。


  • 資産運用について知りたくて読書。

    2015年に読んでコメントするのはやや公平性に欠けるが、外れてしまっている。

    米ドルの影響力は年々落ちているようだが、基軸通貨としての地位は揺らいでいない印象を受ける。
    (米ドルで投資している人間の1人としては、信用が揺らぐと困るわけであるが)

    ユーロは乱高下を繰り返しつつもトレンド的には円安ユーロ高で推移している。

    第4章と第5章は参考になる。

    分散投資。世界の金融を学び比較する。その国に住むつもりで旅行する。
    生き方をパラダイムシフトさせる。

    つまりは、「自分にとっての幸せと?」をしっかりと知ること。経済低成長またはゼロ成長時代でも幸福感は得られることはできるはずという提案。

    読書時間:約55分

  • 大恐慌でも資産を3倍というタイトルになっていますが、冷静になって考えてみると、現在の資産がどれくらいの人を対象にしているのだろうかと考えてしまいました。300万円程度なのでしょうか、1000万円?

    資産運用関連の本は何冊か読んだことがあるのですが、人によって言っていることが違っているので、今のところどれを信じるべきかは分かっていません。特に、今まで大丈夫だと思っていた”金を買うな”には驚きました。ただ、どの本にも書いてある内容は信じても良いのではないかと思って、この種の本を読み続けています。

    この本での発見は、英国が基軸通貨の座を失っても、それまでの財産から1986年(実に40年間)も経常収支黒字を確保したという事実(p153)です、アメリカも実力は相当あるのかもしれませんね。

    以下は気になったポイントです。

    ・100年に一度の危機とは、「米ドル基軸通貨体制崩壊の危機」である(p16)

    ・日本人の金融資産は株式の下落にもかかわらず、2008年9月末で1460兆円であり、素晴らしい実績である(p19)

    ・今のところの株式下落は、70年代の株式の死、80年代のブラックマンデー、90年代の日本バブル崩壊、00年代のITバブル崩壊と同程度である(p31)

    ・将来的にバブルが発生しない原因として、消費の主体(今まではアメリカ)が存在しないことにある(p35、52)

    ・ドルペッグしている国は、為替変動を気にしないで貿易取引ができる、そうでない日本等は為替変動で一喜一憂する必要がある(p42)

    ・今後ドルは1ドル=50円程度(120円をベースに50%程度の円高)になり、1ユーロ=150円程度となる、さらには1ユーロ=250円(1ユーロ=5ドル)も考えられる(p67)

    ・通貨分散という観点では、ユーロ・豪ドル、補助的にはスイスフランと英ポンドも良い(p79)

    ・金融資産が2千万以下であれば、ゴールド投資はあまり意味が無い(p87)

    ・金において最高のタイミングは過去30年で2回のみでそれ以外では収益性なし、1980年の金価格875ドルは、インフレ調整後では2289ドルであることを考えると、金にはインフレヘッジ機能がない(p93)

    ・この20年間、日本のGDPは名目ではほとんど成長していない、GDPデフレータという実質数値に換算するインフレ率がマイナスだったので経済成長と言われている(p101)

    ・日本では「いい家」を造るだけでは駄目、これに加えて、銀行を初めとした金融機関が、欧米のようなノン・リコースローンを主体として担保価値重視マーケット形成がされる必要あり(p107)

    ・適正なレバレッジがどの程度かを考える場合、住宅ローンを思い浮かべると良い、頭金20%(レバレッジ5倍)で必死に返済している現状が参考になる(p129)

    ・豪ドルを購入する場合、60円以下であれば買いであり、ドル円相場の関係から更に下がる可能性もある、豪ドル円=豪ドルドルxドル円だから(p146)

    ・英ポンドを購入するポイントは、1ポンド=88円、1ユーロ=1ポンドの可能性もある(p147)

    ・英国は第二次世界大戦後には完全に基軸通貨国として優位性が失われたが、投資収益による経常収支黒字は1986年までもった(p153)

  • 元々デリバティブ・トレーディングを行っていたトレーダーであった…と言うことからも分かるように、独特の発想に準じています。

    2009年に発行された本ですが、過激なことは大体当たってません(とは言え、その他の過激な本も大抵当たっていませんが)。そもそも外資系のトレーダーやアナリストは人とは違う独特の思想に準じるのが普通なようなので、このような独特な意見を多く取り入れた上で最も最適と思える選択肢を自分で構築していくことが必要になります。

    彼はドル基軸の崩壊とドルの価値の暴落を提唱し、それに変わる通貨としてユーロを提唱しています。また、日本経済の長期的な衰退、更に金投資・住宅投資に注意を呈しています。

    日本の政府による資産収奪を考慮に入れ海外への分散投資を勧めていることなどからも、彼が彼なりの観点で資産運用法を提唱していることは明らかです。彼の意見も私の知識の一旦として取り入れるに足るものだったと思います。ただまぁ対象とする読者が故でしょうか、説明不足な点が幾つかあったのはこの厚さ・文量の本では仕方ないでしょう。

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