超ガラパゴス戦略~日本が世界で勝つ価値創出の仕掛け

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  • WAVE出版
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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872904147

作品紹介・あらすじ

閉鎖された特異な環境下で進化を遂げたガラパゴス群島の動植物にも似た日本の商材やビジネスではグローバル化に対応できず、やがては衰退してしまうだろうという悲観論がある。著者はこのガラパゴス進化こそ日本の強みであると考え「国内に残すもの」と「海外に出すもの」を選別し、競争力を維持するために「模倣されない仕掛け」を設ける「超ガラパゴス戦略」をこの本で提唱している。

感想・レビュー・書評

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  • 日本の電化製品は当初ハイエンド製品として出回るが、やがてはコモディティ化せざるを得ない。とりわけデジタル家電においては市場に出て数年でコモデティ化してしまう。それはすなわち付加価値低下である。
    デジタルカメラは日本で誕生し世界で90%のシェアを持つガラパゴス製品である。

  • 日本市場のガラパゴス化を強みと捉えている点が本書の特徴。無責任にグローバル展開を促進する本より、説得力があったと思います。

  • 日本も捨てたものじゃない。ガラパゴス化した日本を生かし、世界で生き残るために何をすればよいか。
    ブラックボックス化。
    デジュールスタンダードは日本では難しいな。公的機関による規定・規格。

  • 日本の強みを活かし、海外に模倣されない仕組みを作る。

  • 結局はグローバル規格化しなきゃダメなんだろね。
    日本がルールを作る側に回らないと。
    エコ指数みたいなインデックスを作れたら日本は間違いなく勝てるのに。
    ガラパゴス化に否定的な世論に喝。

  • 備忘録
    ★文化的な垣根が「ガラパゴス」的特徴を生んでいるが、それは独自の進化という強みでもある
    ★独自性の高い技術を模倣されないようにする為には、インテグレーションやブラックボックス化による保護が必要
    ●ランチェスターの法則では41.7%を1社独占、または73.9%を数社独占なら、グローバル・スタンダードといえる
    ●コストを度外視して孤高のゴールを目指すことが、独自の進化を生む
    ●市場創造戦略:市場の境界線を引き直す、新たな需要を引き起こす
    ●真似されない設計:暗黙知的なモノ作り、企業独自プロセスの投射、組織横断的プロジェクトにより模倣しにくい技術が生まれる
    ●外国出願を積極的に実施して、海外でも強みを維持することが重要
    ★社内の事業部との情報交換により、市場の流れを考慮して開発に結びつけることがアドバンテージとなる
    ●規模の経済と、コストパフォーマンスの高い端末、使い易いネットワークサービス、充実したコンテンツの品揃えにより正のスパイラルを描くことが理想
    ●競争のPFをあえて競合他社と異なる位置付けとすることで自社に有利な好循環を生むべき

  • 孫子の兵法「彼を知り己を知れば百戦危うからず」ではないが、「日本」の己を多面的に捉えて、今後戦略にどう生かすかを述べた書物。
    いい意味でのガラパゴスたる所以のものをもって、深化をはかり世界基準となるものを作り、コアの部分はブラックボックス化する。

  • ・国内に残すもの,海外に出すものをはっきりさせる
    ・BRICsはGSが生み出した

  • 日本人が発信する戦略論は非常に珍しいと感じました。しかもその内容は日本人がこれまでがんばってきたことを肯定しつつ、それでも中に閉じこもってないで、外に出て戦って外貨を持ってくるんだ、という決意というか、何か励まされる感じがあって、ビジネス書にしては読後感が清涼でした。ノウハウも結構あって新しいビジネスの考え方のヒントになるし、やる気も出るというなかなかな一冊でした。今の時代にはこういう本がいいと思います。

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