- Amazon.co.jp ・本 (741ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872904437
作品紹介・あらすじ
再び物語の世界に舞い戻ってきたメギー一家。父モルティマは夜ごと、黒王子たちと連れ立って秘密の行動をしていた。同じ魔法の声をもつオルフェウス、「闇の世界」の残虐王スネークヘッド、母レサ、ヴィオランテ、ホコリ指、ヤコポなど個性豊かな登場人物が集うスリリングなラスト、読みだしたら止まらない「本」をめぐる冒険ファンタジー。世界的ベストセラー『魔法の声』『魔法の文字』につづく第3弾。
感想・レビュー・書評
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長かった。
行って、帰ってこない物語。
でも、本の世界の魅力というのは、作家としては否定できないんだろうなぁ。そして、本好きとしては、多分、行ったら帰って来たくないのも本当です。
そして、ラストの妹の思いは、なんて正しいんだろうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界のために自らをなげうって働くような英雄は出てこない。
虚栄心、憧憬、自己満足、恐怖、憎悪、愛情…
それぞれが自分だけの理由のため、ハッピーエンドを目指して走り抜く物語。
途中で中だるみしたり苛立つような展開はあるものの、全体を通しては大変良い作品だった。
ファンタジーなのに、完全な善人や英雄が出てこない。
それのどこが悪いのだろう。
不完全ながらも成長したり、変わらなかったり、それでも前に進んでいく、等身大の登場人物だからこそ、愛着がわくというのに。 -
これは、残念です。
なんで出したんだろう、前作で完結しておけばこれはおもしろいだったのに。 -
とても読むのが苦痛で、本当に一年がかりで読み終えた。登場人物たちが、どれも自分勝手で他人の意見なんか聞かず、それでいて揉め事やトラブルばかり起こしているので、読んでいて気が滅入ってしまった。
章が細切れになっているから、子ども向けを意識しているのだと思うが、この本から得られる教訓は『こんな筋も翻訳もひどい本、子どもに与えてはいけない』ということだけだ。本当にひどい本を手に取ってしまった。