- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872904499
感想・レビュー・書評
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家族のサポートと仕事を両立させながら東レの取締役まで昇進した著者による課長の入門書。課長に昇進したばかりの架空の人物に向けて書いた30通の手紙を通じて、課長という仕事に従事する人々を応援する一冊。
社会人になって間もない頃にヒットし、いつか読もうと思っていた。よくある日本企業の根性論、人生自慢盛りだくさんの内容とは一線を画し、限られた資源を有効活用して成果を出すためのtipsを紹介している。How to 本はあまり好きではないが、ミドルマネジメントに関して具体的に示した本がそもそも少ないので、参考になる方も多いと思う。一部多読不要論、父親不要論など「?」な内容があるのはご愛敬か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
課長たるもの…
心得がよくわかる
新任の課長となって、
誰にも聞けない、様々な見識があるのもわかってる
そんな理論的な話をこうやって読むことで整理できたと思う
これから先、いろんな壁を乗り越えなければならないだろうが…
頑張りたいと思う一冊 -
”タイトルにひかれて購入。管理職になりたくない症候群への処方箋をみつけたい
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<読書メモ>
「課長」という仕事に使命感を感じ、元気が出してやっていけそうな本でした。” -
課長になった時に読んだ。
家族に病気の人がいて早く帰らなくてはいけなくても、時間を作り出す、部下の管理はできる。結局自分の力や工夫でどうにでもできるのだという気にさせてくれた。
大変勉強になった。
よくありがちな偉くなった人の自慢話とは感じなかった -
手紙での会話形式でわかりやすい。
課長は大変ですが、確かに課員とダイレクトに繋がっているのでやりがいはあることが伝わります -
今年度から課長の立場になったため読んでみました。
課長になる上での心構えが新人課長への
手紙というかたちで記されています。
課長の役割だけではなく、社内政治についても
アドバイスが書いてあり、これまで無関心だった分野
だっただけにいい勉強になりました。これまでと違って
上司部下との密なコミュニケーションが必要だと
わかったので少しずつ実行に移していこうと思います。 -
心構えを説く本
まぁ、人間力と政治力が大事と言うのが結論だね。 -
悩んだり壁にぶつかった時に、何度も読み返す大切な本。耳のイタイ話ばかりで読むと更にヘコむのだが。
志を持っているか。真剣に考え抜いているか。本気で生きているか。
自分の薄さや浅さを思い知らされます…
傷に塩を塗られるような痛みと共に、大事なことを思い出させてくれる原点のような本。 -
社内昇格試験に向けて読んだ本。
かつての部下が課長になりその部下に向けての手紙、というストーリーで話が進む。
課長としての大事なことや壁にぶつかったときの対処を、著者の軽経験をもとに優しく諭してくれるような記載である。
今後も手元に置いておく一冊。 -
著者は、肝臓病・鬱病を病んだ奥さんと自閉症の息子さんとを抱え、育児・家事を担いながら課長職を務め、東レの取締役を経て東レ経営研究所の社長となった人物。
しかし、この本ではそういった苛烈な状況での仕事とプライベートの両立という要素はあまり前面に出てこず、オーソドックスな「課長道」が説かれています。
「プレーイング・マネージャーにはなるな」「最初に君の信念を示す」「誉めるが8割、叱るが2割」など、なるほどと思わされる部分がある一方で、「社内政治に勝つ」の章では如何にも日本企業的なテクニカルな面でのアドバイスにも結構紙幅が割かれているあたり、面白いなと思います。
しかし、最初に『志』や『信念』の大切さを強調していながらも、『評価』されるためには『社内政治』に勝つことが重要であるというところに話が落ち着いていってしまうのは、極めて現実的ではあるのですが、少々青臭いことを云わせてもらえば、やはり『会社』という『組織』の中で生きることの限界みたいなものを感じてしまったりもします。