ポテチを異常に食べる人たち~ソフトドラッグ化する食品の真実~

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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872904734

感想・レビュー・書評

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  • ポテチはソフトドラッグ 脳が気持ち良いと感じ、やめられなくなる。
    ポテチが心の栄養であるうちは、まだ良い。食べることに罪悪感を感じ、やめたくてもやめられない負のスパイラルに陥ってしまったら、それは依存症である。

    誰にでも癒しは必要。スナック菓子はお楽しみ、くらいにしておきましょう。それを主食にしてはいけません。

    スナック菓子を全否定していないところに救われました。私の場合、今のままで良いのだ、と思い、安心しました。

  • スナック菓子は「超ソフトドラッグ」である…らしい。

    ポテチ依存症の人の話は全くの他人事として読み進めていたけれど、だんだん依存症全体や食習慣の変容、味覚破壊の話に進むにつれて関係ないじゃ済まされなくなってきた。

    いやぁ…怖い。
    スナック菓子よりも清涼飲料水の問題が私には身近。
    あと、牛乳と乳ガンの話に驚愕した。牛乳ダメなの?

    依存症を引き起こす「ソフトドラッグ」、「超ソフトドラッグ」について、「食べる害より、責める害の方が大きい」という指摘には大きく頷いた。

    何かに依存してしまうことへの恐怖は確実にあって、自分を縛る諸々から逃れようと意識してきたけれど、ある程度の依存はあって当たり前なのかもしれない。
    それを肯定するわけではないけれど、自分を責めて新たなストレスを抱え込むことの方がリスキーなのだというのは納得出来る話だった。

    私は何に依存しているのか、目を逸らさず認めて上手なつきあい方を見つけた方がいいのだろう。

  • ドラッグではなく、ライトドラッグだから認識されにくい食の社会問題。深いです・・・そして依存症。心当たりあるかも、とちょっとどきどきします。

  • 大人よりも子どもからのスナック菓子依存症に恐怖を感じました。私は子どもはいませんが。

  • ポテチはドラッグ。
    でも毒とも適度につきあってけば。
    ということで適度につきあおう、という甘えがー。

  • 依存症的なものは本当にこわい。
    でもこれからもポテトチップスは適度に食べたい。

  • 口に入れた瞬間おいしいものって
    やめられない

    幸せになる

    でも、たくさん噛めば美味しいものほど
    素朴な感じがして
    優しくて…

    いっぱい噛もう

  • 脂肪と糖の組み合わせ
    甘味と塩味

    口に入れた瞬間美味しさを感じるって
    どういうことなのか。
    よくわかった。


    私は全然噛まないから
    いっぱい噛んで
    食べ物の味を感じようと思えた

  • 最悪なハマり方をしないために。食べ過ぎは体に悪いとわかっている人に向けて
    依存してる人の話、例
    欲望と闘おうとするより、ご飯をしっかり食べよう

    本能的に甘、うま、脂肪、塩味を好む
    スナック菓子も、ティッシュペーパーの天ぷらと似たようなもの。染み込んだ油や周りの調味料を食べているようなもの
    脳は強烈な快感を与えるものに執着しやすい
    食欲の秋(油が乗った魚、甘みが増した果物)の喜びがいつでも食べれるようになってしまった
    味覚破壊は健康を損なう:全国で初めてファストフード店ができた沖縄はもはや2000年から長寿でない
    味覚破壊:濃厚化、高脂肪化
    噛むこと:脳の働きを活性化、自律神経を正常に
    βエンドルフィン:陣痛ででたり。心地良さ、気持ちよさ ランナーズハイ

    マゾヒストは厳格で禁制が多いほど脳が快感を得るけれど他人に強要する傾向がある所が厄介
    健康の押し売りは迷惑

    女性ホルモンー食事の影響
    一見カロリー低くても高脂質だったり

  • 著者はハッキリと「スナック菓子はドラッグである」ことの認識を促す。とは言え、ストレスを抱え込み易く、閉塞感の強い現代日本。頭から「ポテチはダメ」は非現実的。まずは「小腹満たし」の欲望と闘わず、きちんと「本腹」の食事を摂ることから。でも著者の言うように、18~19時に「本腹」で夕飯を食べられない、現代社会の仕組みが根本的な原因よね。
    個人的には「依存」と「依存症」が全く別物であることを知ったし、社会的生物であるヒトにとっての「依存」の役割に面と向かう初めての機会でもあった。
    主食を廃した我が家ですが、こういう人達には「ご飯」が必要。若者だし、メタボの心配はもっと後の話〜(笑)。

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著者プロフィール

ベストセラーとなった『粗食のすすめ』、全国の変わった給食を集めた『へんな給食』の著者。東京農業大学栄養学科卒業。管理栄養士。山梨県の長寿村を知って以来、伝統食と民間食養法の研究を行う。日本列島を歩いての縦断や横断、また四国横断、能登半島一周などを重ねた末に、“FOODは風土”を提唱。

「2012年 『乳がん患者の8割は朝、パンを食べている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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