入社2年目のインバスケット思考~一生ものの仕事の進め方~

著者 :
  • WAVE出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872905465

作品紹介・あらすじ

インバスケットとは、もともと「未処理箱」の意味で、制限時間内でより多くの案件を正しく処理するバーチャル・ビジネス・ゲーム。アメリカ空軍から生まれ、一流企業の登用試験にも使われる、今、ビジネスパーソンに最も注目されているトレーニング。

感想・レビュー・書評

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  • 架空のお話を通してインバスケットを疑似体験できる。自分の考えと近いものを選びながら進められて、どういう判断が望ましいかもわかりやすく書いてある。
    判断をすることが大事だが、ただ判断するだけではだめで意図のある判断をすることが大事。
    良いプロセスは良い結果をもたらす、ということを主に伝えたい内容と感じた。

  • 当事者ではなく今の立場として、読みました。
    どうなんやろ?
    薦めるかな?と考えた場合に、この評価です。
    少し古いというのもあります。
    事例の文章が
    「いや、そもそもそんな表現、今どきしないよ」
    と思ってしまったし。
    「研修ならば、もっと無難に答えは出してくるよ」
    とも思ってしまったし。
    でも、実際に研修でやってみるのは、
    アリかもしれませんね。

  • あまり意識してなかった判断や順位付け、仲間とのコミュニケーション方法を寓話をもとに考えさせてくれた。

    既に2年目は過ぎているけど、リーダーの立場にあるので参考になった。ここから次のインバスケット思考進めていきたい。

  • 経験が浅いときのシチュエーションでのインバスケット。
    さすがにほとんどできた。しかし完璧ではなかったので意識して修正していく。

    著者曰く「失敗は良くない判断から必然的に起こる」
    南国航空の坂本直人になったとして案件処理。ケーキのたま 青山みあが恋人。

    [more]

    - 「今回は評価が低いがこんなものだ」と励ますのは、慰め。
    - 上司が自分の仕事に満足しなかったら、その点については「謝る」
    - 相手を満足させることが仕事に対するプライド
    - お言葉は返さない
    - 指示には種類がある。
    - 命令、依頼、助言、語りかけ
    - 命令ならとにかくすぐ実施する。目的は実施後に聞く。
    - 調整は結果が出る前に行うようにする。
    - 勤務時間は直属の上司から時間を預かっているという感覚。
    - 仕事の主管部署がどこかを認識する。誰かの職域を犯さないように。
    - 上司に何かを頼むなら行動のくせや予定を確認しておく。
    - 質問に対しては、結論から話す。
    - 理由から話すのは保身。
    - 理由は聞かれてから話せばいい。
    - 「〜だと思います。」のような自信のない表現は、特に対外的には使うべきではない。
    - 最もしてはいけないのは、判断を避けること。
    - 目標を決めた、という行動がブレーキを外す。
    - リーダーの報酬は「判断への報酬」
    - 上司の判断の方法を盗む。直属以外でも高評価の人を観察しよう。


    | No. | 解答 | 正解 |
    +-----+------+------+
    | 1 | 2 | 2 |
    | 2 | 4 | 4 |
    | 3 | 3 | 1,4 |
    | 4 | 1 | 1 |
    | 5 | 4 | 3 |
    | 6 | 4 | 4 |
    | 7 | 3 | 1 |
    | 8 | 3 | 2 |
    | 9 | 2 | 2 |
    | 10 | 1 | 1 |
    | 11 | 4 | 4 |
    | 12 | 3 | 3 |
    | 13 | 1 | 1 |
    | 14 | 3 | 3 |
    | 15 | 4 | 4 |

    発展編

    | No. | 解答 | 正解 |
    +-----+------+------+
    | 15 | 2 | 2 |
    | 11 | 1 | 1 |
    | 10 | 1 | 1 |

    eof

  • 入社二年目となると、もう10年以上前になってしまう。
    この本では、4人の当事者が出てきて、それぞれの解決案を出していくストーリーで進んでいく
    その中で、既に入社二年目で保身言葉や逃げ言葉を使う回答例が出てきていた。
    それを読んでいて、はっとした。
    私は最近同じような言葉を多く使っているように感じたからだ
    15年近くなるとなぁなぁになってきていたのかもしれません
    ここで、もう一度新鮮な気持ちにならないと、社会人として終ってしますかもしれません
    新たな気持ちにさせられた一冊でした

  • 新卒に紹介する前に一読。
    若手社員の業務範囲を想定しており、物語形式で奨めている分、読みやすい印象を受けた。
    流し読みにならぬよう、読み手も意識が必要。

  • ああそうか、私は会社で起こっていることに基本的にあまり興味がないんだ、と気がついた。仕事は当面続けるにしても。

  • 2014年に読み終わってまだ登録してない本があと数冊…('_')レビューもまだ書いてない…
    今年は、「時間の有効な使い方~」とか、「できるビジネスマンの整理術~」な内容の本じゃなくて、本作のようなビジネス書に多く触れて、仕事に取り入れていきたいな。


    【インバスケット思考とは】
    ①優先順位の設定 ②判断までのプロセス重視 ③問題を放置しない

    LET’S インバスケット!
    Q1.上司の指示に従って行ったはずの仕事にNGが出た時はどう対応すればいいのか?
    A1.とにもかくにも謝る!相手を満足させてこそ一人前。相手の意見をいったん受けて、自分の意見を述べる(YES・BUT方式)。

    Q2.上司から一度に複数の事案を頼まれた時は?
    A2.どの指示から取り掛かるべきか、機嫌や重要性を確認して取り掛かる。自分が部下に指示する時は順番を付けて。

    Q3.後輩が大失態!教育係である自分の取るべき行動は?
    A3.部下の失敗=自分の失敗。部下が失敗したときは絶好の教育のシーンと捉える!

    Q4.先輩の仕事内容が物足りない時は?
    A4.自分より経験・技量がある人の仕事を頭ごなしに否定せずに、提案という形で代替案を探ってもらうよう仕向ける。これは企画段階の調整で防げた可能性もある(情報の非共有)。

    Q5.直属の上司以外の上司から受けた指示にはどう対応する?
    A5.まずは直属の上司に報告!事後報告でも良いケースもあるが、多くは相談するべき(「聞いてなかった」は心象悪い)

    Q6.お詫びをする時はどのような言いかたで?
    A6.相手が何を聞いているかを最優先し、言い訳ではなく結論から入る。

    最も犯してはならない失敗は、判断をしないことによる失敗。
    意図のある失敗をすることで次のステージが見えてくる!

  • インバスケットがなにかっていうのがイマイチ掴めなかった。でも、若い人にはいい気がした。

  • 社会人の基本を学び直すことはいいことだ。入社7年目、さくっと読めて大事なことを確認できる。上司の時間をもらってるってこととか。優先順位の付け方がいつのまにか自分流に傾いてたことに気づいたり。

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著者プロフィール

1972年生まれ。大学卒業後、大手スーパーのダイエーに入社し、販売部門や企画部門を経験し、10店舗を統括する店舗指導員(スーパーバイザー)として店長の指導や問題解決業務に従事する。管理職昇進試験時にインバスケットに出会い、研究・トレーニングを開始。その経験を活かしてインバスケット研究所を設立。企業のリーダー研修などのためのインバスケット教材開発と導入をサポートする、日本で唯一のインバスケット・コンサルタントとして活動中。大企業の管理職研修など、2万人以上のリーダー育成を支援してきた。著書は『究極の判断力を身につけるインバスケット思考』(WAVE出版)、『マンガでやさしくわかるインバスケット思考』(日本能率協会マネジメントセンター)など54タイトル、累計85万部に達する。

「2023年 『上司との悩みを成長に変える賢い方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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