わたしのままでママをやる

  • WAVE出版
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レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872905526

作品紹介・あらすじ

精神科医がサポートする濃い女子会。産むことについて、子育てについて、本音で語りあう。3・11後、いま、命の話、母の話。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで、日記系とか、対談ものなんかは、あまり好きではなかったのだけど、親子の関係についてかかれているのであれば、と思って読んでみた。

    世の中にいる、少し変わった人(自分も含めて)っていうのは、なにかしら、親の影響を受けているのだという事がよくわかって、私自身も親の立場になり、考えさせられたかな。

     精神科の偉い先生の切替しもうまいので、これから先、悩める人に対しての接し方も、少し理解できたかもしれない

    私自身は、子供へ手を挙げてしまった事が、まだないけど、確かに放置する、無視するよりはましなのかなって思う所もあり、

    色々と勉強になったかも

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「少し変わった人(自分も含めて)っていうのは」
      変っていなくても、そうなんじゃないでしょうか?

      よしもとばなな以外知らない方ばかりですが、...
      「少し変わった人(自分も含めて)っていうのは」
      変っていなくても、そうなんじゃないでしょうか?

      よしもとばなな以外知らない方ばかりですが、面白そうですね(全然縁の無い話ではありますが)
      2013/07/18
    • marihirosueさん
      NYANCOMARUさん 本当に、みんな、親の影響をいいところも悪いところも受けて、人生を生きるのですね。

       みんな、そうやって自分の...
      NYANCOMARUさん 本当に、みんな、親の影響をいいところも悪いところも受けて、人生を生きるのですね。

       みんな、そうやって自分のズレに気づかず、結婚して衝撃を受けるなんて話も沢山あるわけですし、

      ばななさん以外では、内田春菊さんの作品では、中学生の頃に読んで衝撃を受けた記憶があります。ファザーファッカーだったかな??

      ただ、読んだ後、幸せを感じる事ができず、自分が苦しくなってしまってから、他の作品は読んだ事がありません。
      2013/07/22
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「結婚して衝撃を受ける」
      んーー、自分を受け入れるのは自分自身だけだから、ズレに気付いても、そんな自分自身とも仲良くしつつ生きていかなきゃダ...
      「結婚して衝撃を受ける」
      んーー、自分を受け入れるのは自分自身だけだから、ズレに気付いても、そんな自分自身とも仲良くしつつ生きていかなきゃダメなんですよね。
      「内田春菊さんの作品」
      そう言えばマンガを読んだコトがある!
      2013/07/26
  • 何だか知らないがとんでもないメンバーがそろったフォーラムが面白かった。うさぎが突出してぶっ飛んでいる。春菊もたいがいだった。こういった側面からアディクションを考えると面白い生き方なんだとアディクションじたいをひとつの生き方として表現していることを肯定できる昂揚感がある。自分のやっていることを肯定することからしか回復しないことを暗にほのめかしている齋藤学のカウンセリングはすごいと思う。

  • 「ブックマーク」のアンケートに書いてあった本の著者が、なかなかすごいメンツなので、図書館で借りてみた。第1部は「愛し、育む。ばなな流子育て」、第2部は「「新しい母」宣言!」で、時間的には第2部を先にやって、本にするにはちょっと量が足りないというので、第1部の対談がもうけられた、らしい。

    巻頭には、ばなな作品から、いろいろと引用が載っている。それを読んでいて、私は「みずうみ」(『みずうみ』)と、「ちんぬくじゅうしぃ」(『なんくるない』という本に入っているらしい)を今度読んでみたいと思った。

    個人的には、うしろの座談会のほうがおもしろかったけど、第1部のばなな×斎藤学の対談では、母になって母の見方は変わってきたか?というところが、印象にのこった。

    ▼学 母親になってから、ご自分のお母さんに対する見方は変わってきたりした?
     ばなな 変わりましたね。やっぱり、体が弱いのは大変だっただろうな、と思います。私が母に抱いていたほとんどのマイナス要素は、性格のせいではなく、常にしんどいという体の弱さから来ていたんだということが分かって、ものすごく許せるようになりました。それは、ただ年齢を重ねているだけでは分からなかったことですね。物理的に、座ったり、立ったりするのもしんどかったんだろうな、とか。子ども心に、「なんでもっと私のために動いてくれないんだろう」と思っていたのが、解消されましたね。

     子どもを産まなくても分かったことってあると思うんですけど、自分が一歩も動けないときに、あらぬところで子どもにオシッコされたりするときに、立ち上がる力が、うちの母は体が弱いからなかったんだ、と思いました。そういうふうに、体で分かるから、悪いことしたな、とは思いませんけど、「ああ、そうだったんだ」と腑に落ちることはとてもあります。やっぱり、大人になるって素晴らしいことで、だんだん親の関係の構造が見えてくるというか、「自分には関係ないこと」として見られるようになりますからね。(p.65)

    私の場合は、母はえらく頑丈な人で、私は「からだがよわい」と言われていた子どもだったから(入院したり、病院通いもあったし、体育全面禁止だった頃もあった)、こういうばななの回想を読むと、母は、自分とちがってひよわな子どもを、どう思ってたんかなと考えたりした。

    第2部は、中村うさぎ、内田春菊、倉田真由美の3人と斎藤学との座談会で、この後半は斎藤の患者たちも質疑に加わって、治療ミーティングのようになっている。いろんな母がいて、いろんな娘がいるんやなーと思う。そういうことは大人になっていけばだんだん分かってくるが、子どもの頃には「自分ちの親」以外はなかなか見えてこないから、それで苦しいこともあるしなと思った。

    斎藤はこう言い、
    ▼ 「お母さん」のことを考えてる人っていうのは、「お母さん」で悩んでいる人だと思う。(p.119)

    くらたまはこう言う。
    ▼「尊敬」という言葉を親に対して使う人がけっこういますが、その気持ちが分かったことは一度もないですね。(p.125)

    子どもを育てることについて、この国がどういう扱いをしているか、春菊の指摘がスルドイ。
    ▼春菊 私は少し前に、「ベビーシッター費が仕事上の経費で落ちない」っていうのを知って。それで、追徴課税をえらいとられたことがあったんです。それは、預ける費用も国が認めてくれないってことじゃないですか。「預けて仕事をするな」っていわれてるんだと思うんですけども。保育園代も多分落ちないんじゃないかと。(くらたまに)落ちます?
     くらたま 落ちないと思います。
     春菊 落ちないですよね。「それは個人的なこと」って言われるんですよ。「私のベビーシッターの人は、アシスタントや仕事全般、手伝ったりしてくれてます」って言ったんですけど。それでも「領収書がベビーシッター会社の領収書なので認めません」って言われたんですね。(pp.146-147)

    おしゃべりの効用、情報交換の効用について、春菊が、「共依存」を防ぐ効果があると思うと語っているところも印象的だった。
    ▼なんか、共依存で成り立ってる男女って、男がとんでもない欲求を出してるのに、女がそれをずーっとかなえてるって、私にはおもえて。「えー、フツーそんなじゃないよね!?」って言い合える仲間がいれば、そういうふうにはならないような気がする…。(p.157)

    うさぎもそれに同調。
    ▼殴る男の特徴って、女と自分を密室化する。でも、ホストもやる。…やっぱりそうやって、「囲い込む」ってことで、情報を遮断するっていう…。あと、親しい女友だちと「切らせたり」するよね。(pp.157-158)

    「切らせる」「囲い込む」というところは、殴る男というより、性別問わず自分のほしいままに力を振るい、ハラスメントをやっている人に通じるところやなと思う。おしゃべりや情報交換は、そういうハラスメントにやられてしまってる人にとって、ものすごく大事やとつくづく思う。

    巻末には、石内都が「母のゆくえ」という小文を寄せていて、「あとがき」では、斎藤学が「母は多様化したほうが良い」と書いていて、私はふと、母がもし元気で今も生きていたら、それはそれでちょっときつかったかもしれへんなーと思ったりした。

    (8/14了)

  • 母親になりだんだんと保守化していき、一般の価値観から抜け出せずそれにも気づかずもがいていた時に読んだ。自由でいいな、それを言ってもいいんだ、4人のそれぞればらばらな生き方に背中を押された気がする。

  • 母子の関係についての、対談

  • 2014、12、1

  • ♥︎いつでもおへそをあったかくして、
    頭に血がのぼらないように心も体も力を抜いて、お花みたいに生きてね。
    それは権利なの。
    生きてるうちに必ずできることなのよ。
    『みずうみ』

  • 精神科医の方の言葉が勉強になった。
    他の家と違おうが、子供と愛し愛され、遊び尽くした記憶と自信がある、って感じの話は納得した。私もそんなママになりたい、

  • 特に得るものがなかった、、、

  • 親子関係の対談物。特に母子の話が中心。
    個性的な作家さんと精神科医の先生の話で興味深く読みました。共依存の話も多くさばさばした雰囲気で書いてあるけれど話はとても濃いです。育児の目標は親子ともども自律だと思いました。

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プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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