伝え方の教科書

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872906035

感想・レビュー・書評

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  • 仕事柄、昼礼でPRする場面が多くあり、伝わらず困っている。状況を打開したくて、読んだ。立場の違いに気を付けて説明しようと思った。

    例)昼礼で、開発業務をしているメンバーにウィルススキャンソフトのインストールをPRする(あくまで立場はPR)
    誰に:部署のメンバ、PCセキュリティに関しては素人の人もいる
    何を:〇日配信のメールを読んで、ウィルススキャンソフトのインストールを至急してほしい
    理由:セキュリティ強化のためのソフトの入れ替えがあります。重ねてPRしますが、即時、ソフトのインストール(×対応)が必要です。
    工夫したポイント:ソフト名やシステム名は伏せたこと。
    対応といわず、インストールと言い換えた
    ーーーーーーーーーーーーーーーー
    ステップ1:「誰に」「何を」伝えるのかを明確にする
    ステップ2:相手に伝わる日本語を使う
    ステップ3:話しを正しい順序で組み立てる
    ステップ4:相手に伝わる言葉にいいかえる

    ステップ1:「誰に」「何を」伝えるのかを明確にする
    ①「誰に」伝えるかを明確にする
    ②「結論」を明確にする
    ③「結論」と「理由」をワンセットにする
    ステップ2:相手に伝わる日本語を使う
    ①スパっと伝わる日本語の使い方
    ・主語と述語を明確にする
    ・絶対に一文に接続詞をひとつまでにする
    ②こんな言葉は使わない
    ・手配する、改善するなど、実際に何も表していない言葉は使わない
    ・形容詞はできるだけ数字にする
    ステップ3:話しを正しい順序で組み立てる
    ・必ず、概要→詳細の順番で伝える(全体像を伝えるために)
    ・結論を再度に繰り替えす
    ・複雑な話しは結論→具体例→理由 の積み重ね
    ・重要ポイントは繰り返し説明する
    ・なぜこの話しをするのか、も明確にする
    ステップ4:相手に伝わる言葉にいいかえる
    ・相手に合わせた表現をする(アイドルに話してみる)
    ・手持ちの言葉のカードを増やす(目につくものを片っ端からほかの言葉で言い換えてみる)
    ・相手になりきる

  • ●テンプレップの法則
    1 Theme 話のテーマ
    2 Number 言いたいことの数
    3 Point 結論、要点
    4 Reason 理由
    5 Example 具体的な話
    6 Point 結論、まとめ

    ●相手の記憶に残す方法
    1 相手が記憶できる情報量に調整する
    2 重要ポイントは繰り返し説明する
    3 間違えやすいポイントは繰り返し説明する
    4 暗記ポイントを明示する
    5 箇条書きで重要ポイントを示す

  • つたわった!

  • これちゃんとやりきろうよ、自分より

  • わかりやすく伝えるための手法を書かれた本。その言葉通り大変わかりやすく書かれており、わかりやすい!は社会を変えるというのも言い過ぎではない気もする。
    ここに書かれていることが実践できれば少なくとも誤解は減るし、仕事上の無駄なコミュニケーションも減ると思う。

  • この本はわかりやすく伝える方法について、いろんな視点を授けてくれた。なぜ、自分の話が伝わらないのか、何を伝えるのがよいのか、そういったことにお困りの方はぜひ読んで欲しい。
    2.文章を作るときや、話すとき、自分がだれに何を伝えたいのかを明確にして、余計な修飾語句を入れないように気を付ける。

  • ーー
    誰に=[    ]
    何を(結論)=[    ]
    その理由=[    ]
    ーー
    まずは↑を明確にするのを徹底しようと思った。

    「誰に」をなぜ明確しないといけないのかがわかりやすかった。
    結論に納得してもらうために渡す情報は、「誰に」によって違う。(電話対応の説明の例がわかりやすかった。営業部と総務部の人で、渡す情報が違う)
    また、伝わり易い言い回しも「誰に」によって違うんだなと感じた。

    これまで「相手が結論を理解・納得するのに必要な情報だけを渡す」というのを意識できていなかったことに気づいた。
    渡す情報が多いと、相手はそれを覚えないといけない。
    覚えることに集中して理解をしてもらえなくなる。

    文章の書き方も大事。
    でも、最初に「誰に何を伝えるか」を明確にしていないと、↓の「わかるまでのステップ」の②以降にいけない。
    ①相手の言っていることを把握する
    ②相手の言っていることに納得する
    ③自分1人で思い出して、「こういうことだった」と再現する

  • 以下3点で非常に参考になる本でした。
    ①わかりやすい伝え方の構図を学べる
    ②言葉の選び方のポイントを学べる
    ③語彙力の広げ方を学べる
    特に①についてはすぐ仕事で実践できる内容です。

  • プレゼンやセミナーなどでの伝え方についての本。わかりやすい伝え方をテーマにしているだけあって本の内容もとても分かりやすい。またノウハウや伝え方というものをどのように鍛えていくのかという姿勢や哲学に近いものまであって「伝え方」というものをなんとなく考えていたような人には最適な入門書だと思う。

  • わかりやすく伝える基本が書いてあって参考になるのだけど、「テンプレップの法則」の中に、「なぜこの話をするのか」「他の選択肢を消さなければ、納得してもらえない」という大事な項目がどう位置付けられているのか明確でない。

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から複雑な物事を言語化し、シンプルに表現することに異常な執着を持ち、大学在学中に『資本論』の解説書を自作し学内で大ヒットさせる。リアルな現場と経済学の両面から、個人が幸せに生きるための働き方を分析し提言している。コミュニケーション、投資、個人ビジネスの立ち上げ手法を構造化・言語化し累計5万人以上に指導。また出版コンテンツへのコンサルティングも行い、延べ1000冊以上プロデュース。著書には、『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』(講談社+α文庫)、『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(サンマーク文庫)ほかがある。趣味はハワイ。


「2022年 『その働き方、あと何年できますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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