- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872909470
作品紹介・あらすじ
としょかんでであった犬がおしえてくれた-「まちがえたって、ゆっくりだって、だいじょうぶなんだよ」って。米国やヨーロッパのとしょかんにじっさいにいる犬たちの物語。
感想・レビュー・書評
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原題は「Library Dog」。
「いつでも会える」で有名な菊田まりこさんの翻訳。
絵も文章も、それはそれは優しい。
でも単純な癒し系で終わらない、とても良い内容の本だ。
このお話に登場するのは「読書介助犬」。
日本では馴染みが薄いが、欧米ではとうに採り入れられているらしい。
文字が巧く読めない学習障害の子に寄り添い、じっと見守る。
これ、出来そうで出来ないのよね。
笑わず焦らず口出しせず、じっと見守り、待つ。
「わたしのひざに おおきな まえあしを のせて ことばが でてくるのを ただ しずかに じっと まってくれた。」うーん、ここがとても良いなぁ。
主人公のマディに寄り添う介助犬は、「しろくまみたいに すっごく おおきくて まっしろで ふわふわで とびきり すてきな犬」。
表紙絵の後ろ姿がそうだけど、この犬の表情がとても優し気でうっとりする。
本が読めなくてコンプレックスになっている子には、勇気をくれるかも。
ひとつ自信をもつと劇的に変化するのも子どもならではのこと。
行く先を明るく照らしてくれるのが読書介助犬だなんて、すごく素敵なことだ。
人間にはなかなか出来ないことだもの。
お話そのものはとても単純だけど心に残るストーリーで、様々な課題を考えさせられる。
どうしたら日本でもこれを実現できるだろう。
「出来ない理由」を考える前に、どうしたらこれが可能になるかを考えて欲しいな。
約8分。低学年から。お話会では中学年くらいからかな。 -
こんな図書館あったら行きたいな。
ただひたすら寄り添ってくれる。
安心と勇気をもらえる。
素敵。 -
〝わたしはマディ。 字を読むのが大っ嫌いな女の子。学校の国語の時間なんて、大っ嫌い。 だって、わたしが間違えたり、つっかえたりすると、皆がクスクス笑うから・・・〟「自分はダメ」とかたくなに思いこんでいる少女マディに、図書館で出会った一匹の白い犬が、じっと静かに見つめ返しながら、教えてくれた...「まちがえたって、ゆっくりだって、大丈夫なんだよ」って 。 児童書作家のリサ・パップが、出来ないこと、間違えることが怖い、すべての子どもたちに向けて、図書館に実際にいる犬たちの物語を描いた読み聞かせ絵本。
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字を読むのが苦手なマディは、ある日図書館でセラピードッグのボニーを相手に本を読んであげる。
ただそばで優しく寄り添ってくれる存在が必要な人はきっとたくさんいるはず。
人でも良いのだろうが、犬だからこそ、愛でる気持ちも相まって癒やしてくれるのだろうな〜。
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字が読めないわけじゃないんだ。
言葉が話せないわけでもなく。
字を読もうとすると緊張するってことか。
動物セラピー、犬になら読める、そっから、読めるようになる。まあ、そうことはあると思うけど、
もうひとつ、焦点が定まってない気がする。 -
心温まるお話。笑われている子にも、笑っている子にも聞いてほしい。
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2023.10.26 3-2
2023.9.21 3-4
2023.6.15 3-1
2023.5.18 3-3
いつも「いいね」を下さってありがとうございます!
そんな、たいしたレビューではないですよ(+_+)
自分で一番良く分か...
いつも「いいね」を下さってありがとうございます!
そんな、たいしたレビューではないですよ(+_+)
自分で一番良く分かっています。
もともとは児童書と絵本の本棚でした。
一年ほど前から「本にまつわる本」を集め出して今に至ります。
レビューを載せてるひとは何も変わってないので、どうかハードルを上げないでくださいね・(笑)
まおお姉さまのおうちのお兄ちゃま、とても素敵です♡ 拍手!!
この本、とても良いですよね。
猫のデューイの話といい、欧米は生き物全般に関して意識がまるで違います。
読書介助犬、実現してほしいですね。
まおお姉さま、ありがとうございました!