ビクトル・エリセ (E/Mブックス Vol. 8)
- エスクアイア マガジン ジャパン (2000年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872950717
作品紹介・あらすじ
夢の縁、現実の縁。沈黙の声を聴き、言葉にすることなく語る。慎ましい表現から喚起される豊かな想像力。多彩なインタヴューと論考から探る孤高の映画詩人エリセの、静かで奥深い世界。本書独占エリセ・インタヴュー掲載。
感想・レビュー・書評
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作品解説、監督のインタヴューなどをまとめた書籍。
ビクトル・エリセだけで一作の本にしてしまう、紀伊國屋書店ってすごいと思う。最近まで普通の本屋さんという認識だったが、レアな映画のDVDBOXも多数手掛けているし、かなりいい仕事してると思います。
3本しか長編がない監督なので作品解説の部分よりも、インタヴューが多い印象。知的な監督のようで、発言も小難しいです。
1992年の『マルメロの陽光』が観たいのだが、現時点でアマゾンで25,000円!誰かお持ちでしたらお貸し下さい。
観たいけどレンタルになくて(もしくはVHSのみ)、セルDVDはアマゾンで一万円以上って作品がDVDBOXも含めて多いので、レアなDVD専門のネットレンタル屋さんとか出来ないものでしょうか。
ヌーヴェル・ヴァーグ系もかなりある。『アデュ・フィリピーヌ』とか『パリところどころ』、『気のいい女たち』など。
『マルメロの陽光』で取り上げられてる画家、アントニオ・ロペス・ガルシアの絵画がとても魅力的で、特に『グラン・ビア』って作品にやられました。ポスターを部屋に貼りたい。 -
巨匠の生の声、感激です。自然光で撮ってるんだなぁ。
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ビクトル・エリセの作品についてまとめた数少ない書籍。
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エリセについて唯一(少なくとも翻訳されているののなかで)まとまった本。
全作品(といってもホント少ないけど)の紹介、エリセとのインタビュー、更には彼の作品についての批評など、エリセ好きは必読なんじゃないでしょうか。個人的には彼の映画論についてもう少し詳細に述べられていると良かったなぁ、とは思います。
非常に寡作な監督ですが、その一つ一つはホントにすばらしいです、ってこれはもはや本の紹介じゃないですけど。