エンジニアのための時間管理術

  • オライリー・ジャパン
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感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873113074

感想・レビュー・書評

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  • 本書ではLifehackという表現は用いられていないが、いわゆるLifehackの指南書である。しかし、よくあるLifehack本では即効性の高いTipsやグッズの紹介にとどまっていることが多いのに対し、本書ではエンジニアという職業に特化した本質的な部分(特に「自動化」)で、ワークスタイルの改善を提案する。GTD的な手法からUnixコンピュータでのTipsにわたって、良い意味で古典的な手順が解説されている。
    本書が最もすばらしいと思うことは、本書の提案する時間管理術によって得られた余暇を社会貢献に生かすことで読者はさらに豊かになるというオチをつけている点だ。時間管理術の本質を得ている著者だからこそのオチだと思う。

  • 出版年が 2006 ということで古い書籍であるが、エンジニアがよく陥る状況などを踏まえて時間管理について検討しているため学べる箇所は多いと感じました。

  • エンジニアの観点からの時間管理術の書籍はなかなか見かけないので面白かった。

  • 自分の一日の作業時間の割り振りに苦労することがありました。

    改めて時間管理について参考になるものがあればと手に取りました。

    出版が2006年です。
    その為登場するツールは古いものだったりするので自分の周りで類似のもので代替して適用してください。

    内容は、「集中と割り込み」、「ルーチン」、「メール自動処理」、「文書化」などでした。

    1つ1つのセクションに驚嘆するような内容は記載していませんでした。

    読みながら自分の一日を振り返りどこを浪費していたりするのかを思い巡らせました。

    自分の取り組み方を立ち止まって振り返ることができた書籍でした。

  • PDAとかチョット古い本ですが,そうだよな!となる本.
    以下,いいなと思った抜粋:

    あなたが人を助けることができ、そうした能力を持っていることに気付くと、人はますますあなたを頼るようになります。

    一般に、システム管理者は自分の仕事におもしろみを感じています。<略>だらだら働くことが楽しいのです。その証拠に、1日中働いたあと、家でもまだ仕事の続きをしているほどです。

    何かのせいで眠れないときは、それを紙に書いてから、もう一度眠ろうとしてみよう。

    ストレスと睡眠不足を把握する
    疲れているときや、ストレスがたまっているときは、マルチタスクを控える。

    「明らかに自分の仕事ではない」質問をされてイライラしたときは、相手の立場になって考えてみてください。<略>あなたは助けを求める相手として思い浮かんだ最も頭が切れる人なのです。

    ほとんどの組織では、特定の問題を解決するための最適な人物をあまり明白にしていません。

    基本的に、顧客は自分の言い分が聞き入れられたと感じたときに満足します。彼らの言い分を聞き入れるために、問題を解決する必要はありません。

    私たちのような技術系の人間は、技術系出ない人が頼みごとをするときの気持ちを忘れがちだ。

    毎日しなければならないことは、1日の早い時間に行う

    読書時間のスケジュール
    毎週1時間、読書の時間を設けよう。

    まず計画を立てることに時間を割く
    1日の計画を立てるのにかかる時間は10分である。電子メールはそれまで待っていられる。

    処理しきれない作業
    処理しきれない作業はどうすればよいでしょうか。残業で対処するのは間違っています。プライベートな時間はとても大切です。

    何かを達成したかったら、目標を立てることです。調査によると、成功している人は目標を設定し、それらに向かって努力していることがわかっています。

    目標を書き留めなければ、無駄骨を折るか、運任せに終わる。

    顧客の期待に沿った順序で作業を行うと、顧客はあなたの仕事が早いと感じます。

    価値があるものと排除するに値するものを見きわめることです。

    自動化の方法
    プロセスを自動化する最初のステップでは、そのプロセスを手動で行えることを確認します。

  • 古い本であるため用語は適宜脳内補完する必要があるが(PDAをスマホに読み替えたりなど)、普遍的な時間管理術の話が書かれているので今でも十分ためになる。
    無限に降り注いでくるタスクをどういうアルゴリズムでこなすかなど、基本的な仕事の取り組み方を見つめ直すきっかけになる。
    各章に3コマくらいのひょうきんな漫画が挿入されているが、これはいまいち何が面白いのかわからない。

  • タスクが漏れたり、優先順位を間違えることがあったり、いろいろタスク管理を試している中で、この書籍を読みました。

    一番共感できたのは、「自分の記憶を信用しない」です。
    過去のミスをふりかえると「あれやらないとな~」とか「これだったはず」とか自分の頭の中で整理している時ほど、ミスが起きやすかったので、やはりこれかと思いました。
    力の入れどころを見極めるために、極力外に出力するという点は大事だなと感じました。

    内容は少し古い部分もありますし、書籍のやり方が必ず合うとも限らないですが、
    冒頭のタイムマネジメントの原則であったり、割り込みの対処方法であったりと
    今でも非常に参考になる部分は多いと思います。

  • 昔読んだが今読み直してみると、当時から時間管理方法に自動化の兆しがあったことがわかる。
    優先順位、遂行(完了or拒否)するための方法。
    カレンダーをちゃんと使う。といった点。

    当時だと、iphoneもなくPDA時代であり、メールが占めた時代だがやっていることは不変。

  • 感覚的には書いてあることはそんなに間違ってはいないんだが、いかんせん古い。
    PDAとかSourceSafeとか出てくる。
    NetflixでDVDレンタルしていた時代。

    1日の細かな時間見積もり全部やってから仕事をスタートさせてたりして、まぁぶっちゃけ余裕があるしそんなに動きがない職場であったろう事が想像できる。
    あとこの人上司にへつらいすぎ。

  • GTDからも影響を受けてる一冊みたいで、終わりにでは言及もあった。

    エンジニア(イメージ的にはインハウスのインフラ管理者)向けということで、つまらない前提はすっ飛ばして、こうしたら自動化できるよね?とか話してくれるのは良かった。

    テーマをせっかく初めに整理してくれていたので、そのテーマ別に内容を深堀してくれるともっと頭に入りやすかったと思うが、時間に追われて困っているなら真面目に実践してみるのがいいかもしれない。

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