Jenkins

  • オライリージャパン
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本棚登録 : 174
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873115344

作品紹介・あらすじ

CI(継続的インテグレーション)ツールの決定版、Jenkinsのすべてを包括的に解説する書籍です。インストール、サーバーの設定、ビルドジョブなどの基礎から、セキュリティ、コード品質、分散ビルドや自動化デプロイと継続的デリバリといった高度なトピックまで、Jenkinsを使いこなすのに必要な情報を網羅しています。さらに日本語版ではPlay!Frameworkを例としてJenkinsのプラグイン開発の手法を付録として収録。品質の高いソフトウェアを開発したいすべての開発者必携の一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • CIのデファクトであるJenkinsの解説本。 インストールから、自動テスト、継続的デプロイ、いろいろなプラグインの紹介まで広くカバーしているので、リファレンスとしてもある程度使える。 CIって何?って人もまずはデイリービルドを始めるところから書かれているので、StepByStepで進められると思う。 幅広く書かれているので、細かいところは自分で調べないといけなかったり、JenkinsがJavaで書かれていることからJavaの例が多く、C/C++の例やプラグインの例がないのが残念。ある程度応用は効くけど。

  • リファレンスとしてもだし、自動デプロイなどのアイデアを考えるのに最適な本でした

  • だいたい読んだ。あとはリファレンスとして使う感じですね~。Jenkinsの機能の豊富さに驚くばかり。

  • リファレンス、辞書代わりに使えるいい本。全体的にJavaのデプロイに終始しているのはJenkins本ならしょうがない?

    自動デプロイまで考えてなかったので段階的に複数のテストを連続で行うと言う考え方と、それをサポートするプラグインに驚きを受けた。
    メール通知などのチーム管理としてのJenkins機能が多めに書いてあるのもいい感じ。

  • 継続的インテグレーションを実践していく上でJenkinsがとても強力なツールでどんな使い方をしていけばよいのかを網羅的に解説。

    重要な理念を簡単に実現できるということはなんとなく理解できるのだが、説明の仕方として設定画面で何を設定するかに終始しているところに難あり。そもそもの概念の革新性が文字だけの説明になってしまっており、従来のやり方だとこんな問題があるけど、こんな風に解決されますみたいな図も交えての解説があると良かったなと思った。

    いずれにしても、このツールを活用するには、平凡なエンジニアには前段階でかなり壁があるのではないかと思った。テストの自動化、ツールによるカバレッジの把握、負荷テスト、リポジトリの有効活用。最近はどれも重要だという風潮は強いが、本当に皆実践できているのだろうか。

    アジャイル的な素養のあるエンジニアはまだ限られているんじゃないかと思っていたのだが、単に取り残されているだけだろうか。。

  • Jenkinsのマニュアルとしても、チュートリアルとしても使える便利な一冊。また、Jenkinsの機能だけではなく、いろいろなテーマ(ビルドであったり、レポートであったり)に沿った役立つプラグインの紹介と実践的な設定方法を解説している。「包括的に解説」というのは嘘ではない。

    これからJenkinsを始める人は、ぜひとも本書を入手して欲しい。文章が読みやすいし(訳者のおかげ)、図解や設定ファイルのサンプルが豊富であるため、つまづくことなく導入を進められると思う。そして、JenkinsやCIの素晴らしさを体験してもらいたい。

    すでにJenkinsを使っている方にとっても、役立つ情報源になると思う。多くのプラグインを紹介しているので、それだけでも入手する価値はあるかと。

  • Continuous Integration(CI)ツールは皆さん使われているだろうか。

    CIツールはいわば、ITの開発をIT化するためのツールであり、IT製品であるコンピューターソフトウェアの生産と、品質管理工程を自動化するための基板となるのがCIツールと言われているものだ。

    CIが行うことはだいたい次のようなことになる、生産資源であるソフトウェアソースコードを倉庫であるソースコートリポジトリから出庫し、ビルドプロセスと呼ばれる、生産工程にそのソースコードを流し、動作するコンピュータソフトウェアとして製品化し、生産完了した製品を梱包する(パッケージング)、あるいはさらに出荷(デプロイ)までし、且つその間に品質管理のためのサンプリング、分析まで行う。また、その工程内のどこかで異常があれば、生産ラインを停止させ、異常を解析できるきっかけを与える。

    個々の工程ではそれぞれ専用のツールが使用されるが、それらをつなぎ合わせて、工程全体を監視し、制御するのがCIツールとなる。

    いわば、CIツールを導入していないソフトウェア開発現場は、自動化されておらず、数理的且つ客観的な品質評価もされていない、近代化以前の家内制手工業の工場(こうば)のままでいることになる。

    そのようなCIツールとして今注目を浴びているのがJenkins(旧Hudson)だ。そのJenkinsを扱った書籍がオライリーから出版された。

    ただ、この本は少々変化球だ。

    まず、Jenkinsが標準でサポートするSCM/VCSはCVSとSubversionだが、この本ではGitの使用を前提としているし、GitHubの使用まで念頭に含まれている。通常の入門書であれば無難にSubversionを使用した説明で進んでいきそうなものだが、筆者はあえて(ある意味面倒くさい)選択的にGitを使用した説明をしている。

    また、ビルドの自動化だけで無く、単体テスト、静的解析や、分散ビルドについてもページを割いており、本格的なプロジェクトでの運用を視野に入れた方でJenkinsのしようについて解説している。

    こうしたことから入門書としてして本書を使用するのは不適切だ。本書に書かれているのは実運用の基礎であって、入門では無い。

    Cruse Controlや他のプロプライエタリな自動ビルド環境の構築や運用の経験があり、Jenkinsも使用しようとしている者、Subversionを使用してきたが、Gitを使用したいと考えている者に適切だし、お勧めする。

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