オープンデザイン ―参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」 (Make: Japan Books)

制作 : Bas van Abel  Lucas Evers  Roel Klaassen  Peter Troxler 
  • オライリージャパン
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本棚登録 : 191
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873116310

感想・レビュー・書評

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  • 3Dプリンタとかfabcafeとかがもてはやされ、モノづくりがオープンになった、参加型になったとバズってた2〜3年前頃の感覚の本。今読むとちょっと古いかなと感じる。その後、コミュニティとか会議とか仕事の進め方とかにまでデザインという言葉が使われる領域は広がっていて、オープンデザインというタイトルに、そういう内容を期待してしまったから。前半の難しい部分を頑張って読み通してもいまの自分にはあまり得るものはないかなと感じて途中で読むのを中止したのだが、でも後ろの事例集はリアルで良い。前半の論文集より遥かに先を行っていて、今に即しているように感じた。中から気になった言葉メモ。
    50ドル義足プロジェクト。個々人の状態によりパーソナライズが必須の義足を安価に作るプロジェクト。エンドユーザーが参加することで、自立に向け一歩を踏み出せる、外観のデザイン性が重要、生産に関する知識をエンドユーザーに伝えること。
    デザイナーの役割。デザイナーはその作品がどのようにして仕上げられるかは正確には知らないが、それでもやはり仕上げられた作品が他ならぬ彼の作品であることを知っている。つまるところ彼が様々な可能性を提示したのだ。
    デザイナーはコラボレーターである。
    デザイナーは「でざいんをきめる」のではなく、むしろ「デザインを決めるプロセスをファシリテートする」というところでさらにかつやくしなければならない。

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