Effective Modern C++ ―C++11/14プログラムを進化させる42項目
- オライリージャパン (2015年9月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873117362
作品紹介・あらすじ
ベストセラー「Effective C++」のC++11、C++14に対応した改訂後継版!
初版発刊から30年以上経ったいまでも、C++プログラマから絶大な支持を集め、ロングセラーを記録しているスコット・メイヤーズの名著『Effective C++』の改訂後継版。過去のメイヤーズの「Effective」シリーズと同様、優れたC++プログラムはどのように書けばよいのかを指南。効果的かつ堅牢、移植性の高い優れたC++プログラムを書くノウハウを42項目にまとめています。
感想・レビュー・書評
-
今までの Effective C++ などは、ずばりと答えが書いてあったイメージだが、今回はどこまでいっても、しかしこれでもこういう問題がある、と続く感じであまりすっきりしない
思い出し用内容メモ
・テンプレートと型推論
・初期化 by (), {}
={}にしない
・スマートポインタ
・ムーブの意味、ユニバーサル参照
・std::thread, std::async
・std::atomic, volatile詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
42項目のC++11/14でプログラミングをするときの便利な点、新しい機能、落とし穴を解説してくれる本。
-
C++11(と C++14)の新しい特徴のうち、主要なものについてはだいぶキャッチアップできた。
型推論、右辺値参照とムーブセマンティクス、ラムダ式など。特に今の業務はメモリ貧乏が故に効率的なコードを意識する必要があり、ムーブセマンティクスについて整理できたのはよかった。
ラムダ式は(従来からできた)関数オブジェクトのシンタックスシュガーくらいに思っていたけど、これも効率に貢献することも理解できた。
スマートポインタと並行API についても復習になった。新しい機能のうち、人によっては大きく変わるであろう regexp についてはなぜか扱いがなかったけど、それはご愛嬌、ってことで:p
邦訳としても完成度が高いと思う。たんなる翻訳ではなく、日本語としておかしくないことに労を割いているのがわかる。あと、最後の「査読者あと書き」が無駄に暑苦しくてよかったw -
-
C++11/14をEffective/Modernに書くためのポイントが42個紹介されている本で、つまり42の新機能と落とし穴が書いてあり厳しい気持ちになる。
本当にこんな機能をフルに使ってチームでの開発が成立するのだろうか、、、という気持ちになるが、どうせ使うなら11と14の差がけっこうあるので14を使いたい(祈りながら) -
これを読まずにC++11とか言っていたのが恥ずかしい。
-
請求記号 007.64/Me 95