Real World HTTP 第2版 ―歴史とコードに学ぶインターネットとウェブ技術

著者 :
  • オライリージャパン
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本棚登録 : 79
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873119038

作品紹介・あらすじ

Webテクノロジーの基礎となるHTTPの仕様を網羅的に学べる学習書が内容を充実させて改訂!
本書は、現在のWebテクノロジーの基礎となるHTTPとその関連技術を解説する学習書の改訂版です。第1版の刊行後に変更された仕様への追従などの問題点を修正し、またHTTPのレイヤーより低い層の話(DNSやCDNなど)を新章として追加予定。Webエンジニアとして最低限知っておきたいHTTPに関する知識を、歴史的な経緯を踏まえて解説する書籍です。

感想・レビュー・書評

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  • 多分、自分が今まで新品で購入した本の中で一番高い本。目次を見た感じの情報量を考えたらさほど高くもないかと思って購入。
    コロナウイルスの影響で配送が2週間遅れたけど、待つ価値は十分あったと思えるほど、充実した内容だった。
    HTTPの歴史から実装まで幅広く載ってあり、HTTPに関わる(というより、Web制作やAPIを使う)仕事をしているならぜひ読んでほしいと思った。
    まあ、実装で使ってるプログラミング言語は、Goという全く使ったことがない言語でちょっと分かりにくい部分もあったのだけど、他の言語と大きな違いは無かった(特殊な表記はあったけど)ので、なんとなくは分かった。
    初版は読んでないけど、2版となって書き足したのだろうなと思う箇所も多かった。ちなみに、curlコマンドは2018年からWindows10にも導入されてるのだとか。それは知らなかった。テストに使えそう。
    後、たまに日本語ドメインのサイトにアクセスしたら、URLが「xn--」から始まるランダムの英数字に変わることがあるけど、あれはPunycodeというらしい。ちょっと覚えておきたい。
    HTTPヘッダのリファラーについて、実際のリファラーは「Referer」とスペルミスの表記なのに、リファラーポリシーは「Referrer-Policy」と正しいスペルなのにちょっと笑った。これはややこしい。
    後、robots.txtについて、裁判の判例事例として使われているということも初めて知った。自分のサイトがGoogleにキャッシュされてると訴えた事件で、robots.txtの存在を知っているのに利用していなかったと敗訴になった事例があるらしい。そういう判例があるっていうのは、参考になる。
    そういえば、公開鍵暗号方式といえばRSAだと思うのだけど、どうやら今はRSAは署名として使われても、暗号としての用途はあまり使われていないらしい。まあ、暗号として利用するには単純なところもあるだろうからね(プログラミングの授業の課題になるぐらいだし)。
    後、OAuthの認証フローには、「Device Code Grant」というパスワード入力用のキーボードがない組み込み機器向けのフローがあるということを初めて知った。OAuthはまだまだ分かってないことが多いので、もう少しちゃんと勉強したい。セキュリティ的にも、自社でユーザー管理するより、ソーシャルメディアのアカウントでログインできるようにしたほうがよさそうだし。
    HTTPという本ということもあって、HTTP2やHTTP3についても書いてあったけど、思ったより変わってるのだなと思った。HTTP2ってバイナリでやりとりしてるというのも知らなかったし、HTTP3なんてUDPでのやりとりらしい。そろそろこのへんも使えるようになっておいたほうがいいのだろうな。
    HTTPとはちょっと違うけど、JSON-LDというマイクロデータは初めて知った。<script>タグで埋め込む形式で、Googleも推奨しているらしい。SEOの効果もあるのかな。実際使っているサイトもあるのだろうか。
    後、Server-Sent Eventsというのも、名前は聞いたことはあったけど、具体的にどういうものかは初めて知った。サーバー側から定期的に情報を送ることができる機能という認識でいいのかな? Web Socketが使えるならそれで事足りそうなきもするけど、Server-Sent Eventsのメリットってなんなのだろう。Web Socketより実装しやすいのかな?
    残念ながら、
    WebRTCについては深く書かれておらず。できるかぎりリアルタイムに近い動画配信をしたいならやっぱりWebRTCを使うことになると思うし、このへんの知識ももう少し理解しておきたい。
    後、サーバーレスとマイクロサービスという言葉を作ったのはマーチン・ファウラーという人だそうなのだけど、両方の注釈で「マーチン・ファウラーは必要以上にかっこいい名前をつけてバズらせてしまうことで有名です」と書いて笑った。名づけの才能があるのだろうな。
    後、リバースプロキシという言葉を初めて知ったのだけど、ようは.htaccessで行う機能ということなのかな? リクエストやレスポンスの書き換えとあったけど。
    それと、WebAuthnという最新の認証機能が気になった。指紋認証のスマホを使っていれば、指紋認証でWebサービスにログインすることができるということか。面白い。

  • HTTPの歴史と最新の状況、HTTPを使ったクライアント、サーバ技術が幅広くかかれてます。長くWebを使った技術者をしてますが、知らなかったことも多くあったので、初心者からベテランまでおすすめできる本です。
    それなりに分厚い本ですが、日本人の著者であるため、とても読みやすいです。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/527051

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著者プロフィール

三女の父。ホンダ→DeNA→フューチャーアーキテクト。本章の10章でも紹介され、本書の翻訳でも活躍した、ドキュメントツールSphinxの普及と発展のためにSphinx-Users.jpの設立をするかたわら、拡張プラグインの開発、本体の機能拡張にも取り組んでいる。オライリー・ジャパンから『Real World HTTP』、ラムダノートから『Goならわかるシステムプログラミング』を出版。

「2018年 『エキスパートPythonプログラミング改訂2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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